読書
本書はノンブル(ページ番号の表記)がない。プレートの番号はある。印刷&製本は中国。Cheri Herouardを含めた、フランスの雑誌「La Vie Parisienne」で活躍したイラストレイターが描いた表紙絵などのイラストが全部でプレート101収録されている。 本書の表紙…
名探偵読本1シャーロック・ホームズ小林司・東山あかね編株式会社パシフィカ2版発行=1979年2月10日 以前、19世紀の服飾に関し、ネットで検索していたら、下記のサイトを見つけた。ホームズを調べ尽くし、追求しているサイトだなと感じた。 第11章ホームズ物…
自白―真実への尋問テクニックフレッド・E・インボー、ジョン・E・リード、ジョセフ・P・バックリー著小中信幸・渡部保夫訳平成3年6月20日4版発行株式会社ぎょうせい 尋問とはうそを解体することである。うそとは“自己の利益のために、真実を曲げ、または否定…
悪魔が殺せとささやいた渦巻く憎悪、非業の14事件「新潮45」編集部編平成21年10月20日5刷新潮文庫 澱のように沈殿する憎悪、嫉妬、そして虚無感―。誰にも覚えのある感情が、なぜ黒い殺意に変わるのか。日常のなかで突然襲い来るその瞬間、血のつながった…
殺戮者は二度わらう放たれし業、跳梁跋扈の9事件「新潮45」編集部編平成25年11月10日11刷新潮文庫 「殺意は静かに舞い降りる、誰のもとにも」血族、恋人、隣人、あるいは“あなた”に。おぞましき現場でわらうその貌は、いったい誰の面なのか…。日常の中に…
その時、殺しの手が動く引き寄せた災、必然の9事件「新潮45」編集部編平成15年6月1日発行新潮文庫 「まさか、自分が被害者になろうとは」女は、男は、そして子は、何故に殺められたのか。その「手」は次に、誰の背後に下りるのか…。焼殺、絞殺、刺殺に射…
殺ったのはおまえだ修羅となりし者たち、宿命の9事件「新潮45」編集部編平成14年11月1日発行新潮文庫 「普通の人間」は、どうして殺人鬼へと化したのか。父母は家族は、そして恋人は、彼らにどう関わったのか…。児童惨殺、実子虐待、同僚絞殺、さらには通…
殺人者はそこにいる逃げ切れない狂気、非情の13事件「新潮45」編集部編平成18年10月25日19刷新潮文庫 屠られた者たちは、その刹那、眼前に何を見たのか。あの殺人鬼たちはどこへ消えたのか…。市民という仮面の下で、人間の業深き本性が嗤う。男と女の情…
戦火の漂流42日―太平洋に流され敵潜水艦に捕らわれる南日本新聞社編2010年12月24日発行光人社NF文庫P212 昭和19年、鹿児島県志布志を出港、行方不明となった連絡船乗客22名。飢えと渇きの果てに訪れた運命!死の恐怖との戦い、機銃掃射、撃沈―奇跡的…
北山 晴一著おしゃれと権力十九世紀パリの原風景11985年11月30日第一刷発行三省堂 本書は汚物都市パリと題し、まず19世紀パリの衛生状況、モードの発生、仕立て屋、古着屋と既製服など様々な面からパリを論じている。風呂に入る回数が21世紀の異国の日本人の…
職業別パリ風俗鹿島茂著2003年6月20日第4刷発行白水社 画から読み解く19世紀〈風俗ファイル〉弁護をしない「代訴人」、情報通の「門番女」、自営の「高級娼婦」? 名作に登場する様々な職業から19世紀フランス社会の実態に迫る![カラー口絵8頁]バルザック…
風俗史からみた第二ロココ - 優雅さと下品なものの時代青木英夫著1991年10月30日初版第一刷発行源流社 ナポレオン三世とその皇后の第二帝政期にあたる第二ロココ時代は、フランスを中心にヨーロッパの国々に様々な影響を及ぼした。裾飾りで幾列にも飾りたて…
絵で見るパリモードの歴史エレガンスの千年A. ロビダ著北澤真木訳2007年1月10日第一刷講談社学術文庫 美への欲望と世相と服飾パリファッション 1000年の歩み女性のお洒落への憧れはいつの時代も変わらない。パリはガリアの時代からファッションのメッカであ…
伊藤晴雨 自画自伝伊藤晴雨著福富太郎編新潮社P2361996年12月20日発行 夢二のモデル「お葉」と暮らし、人気女優・栗島すみ子を縛り、果ては芳年の「奥州安達原一つ家」絵の謎を解くために、身重の妻を逆さ吊りの実験台に…幾度かの発禁処分、拘留などで巷間の…
読書の首都パリ宮下志朗著みすず書房1998年10月22日発行329P 西欧の一九世紀は活字メディアの世紀である。言説の交換市場としての公共空間の成立。それは読書の世紀でもあった。こうした読書の民主化は、文学という制度の変革を迫らずにはいない。そして作家…
殺戮の天使ジャン=パトリック・マンシェット著野崎歓訳1996年12月20日第1刷学研193P ヒロインはエメ。美人で30代。だが物語は色恋沙汰の因果関係、魔性の女の繰り出す手練手管や痴情の果ての悲劇などに関係なく、ただヒロインの殺戮の行動を直截に端正に記述…
フランス・モード史への招待徳井淑子/朝倉三枝/内村理奈/角田奈歩/新實五穂/原口碧著悠書館2016年4月12日初版発行 西洋服飾史は長らく、衣服の形態の変遷をたどる歴史として描かれてきた。しかし、フランスのアナール学派が示唆したように、服飾史は感性の歴…
女學生手帖大正・昭和 乙女らいふ弥生美術館 編内田 静枝 編127P河出書房新社2005年4月30日初版発行 大正・昭和初期に花開いた、可憐で優美な乙女文化を多角的に紹介。〈エス〉のせつない交流、女学生言葉、セーラー服図鑑……乙女心をくすぐるエッセンス満載…
メディア都市パリ山田登世子著1991年7月20日第二刷発行青土社324P 19世紀―フランス初の大衆情報紙が創刊され、華々しくメディアの時代が幕を開ける。トピックス、モード、連載小説…。トレンドや人気作家らを牛耳るメディアの市場の誕生をとおしてジャーナリ…
Cally Blackman著100Years of Fashion (Pocket Editions)400P。2020年Laurence King Publishing刊行。2012年発売の同書のポケット版で内容は2012年と同じ。刊行元の出版社Laurence King Publishingは1991年創業のUK・ロンドンに本拠を置いている出版社。 htt…
ファッション:18 世紀から現代まで京都服飾文化研究財団コレクションA 変形(273×196mm)P736 タッシェン社 2002年以前本ブログで本書の同名の抜粋版を紹介したが、本書は2002年刊行のオリジナル版。P736もあり、大型本で重量もかなりある。抜粋版ではない…
下着の文化史青木英夫著2000年11月5日初版発行。 下着の歴史について書かれた本。判りにくい記述があり、また誤表記がある。ちゃんと校正はしているだろうか。P104には19世紀の話なのに、一九八〇年、それに一九八二年という誤表記が見られる。一八八〇年…
世界史の鏡本を読むデモクラシー―“読者大衆”の出現宮下志朗著刀水書房2008年3月6日初版第一刷発行 価格帯は安くはないが、活字は絵本のように大きく行間も広く内容は私には既知のことばかりで新発見がなく、期待はずれだった。本書は学術専門書ではなく一般…
妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻豊田正義著440ページ平成27年7月25日3版発行角川文庫 内容説明「女が乗っているぞ!」その声が上空を旋回する11機の特攻機まで届くことはなかった。白いワンピース姿の女性を乗せた機体を操縦していたのは谷藤徹…
石井光太著浮浪児 1945 戦争が生んだ子供たち2014年8月10日発行新潮社 終戦直後、焼け跡に取り残された多くの戦災孤児たちは、どこへ消えのか? 1945年の終戦直後、焼け跡となった東京は、身寄りのない子供たちで溢れていた――全国では、12万人以上。復興と共…
野崎幸助著紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男2016 (講談社+α文庫)紀州のドン・ファン 野望篇 私が「生涯現役」でいられる理由 (講談社+α文庫) 2018 紀州のドン・ファン事件と呼ばれている事件で殺害された野崎幸助が書いたとされる2冊の文庫…
パイインターナショナル2012年2月20日第2刷発行167PA5版 人気マンガ家たちが語る、胸ときめくファッションの世界 マンガの中のひとつのファクターである「ファッション」。物語の中でキャラクターが着る「服」は、キャラクターの背景や性格が表現されます。…
日本の女性風俗史切畑健 編集京都書院アーツコレクション平成9年4月15日第1刷 わが国の女性の服飾は、時代ごとの影響を受けて様々な変容を遂げてきた。西域の香りを伝える奈良朝の豊かな色彩と文様表現、十二単の優雅な王朝美、室町時代の辻が花、絢爛豪華な…
Vyvyan Holland著Hand Colored Fashion Plates 1770-18991988年B.T. Batsford Limited刊行ハードカバー192P Vyvyan Holland著の本書は参考文献として服飾史やファッションプレートを論じる際には出てくる場合が多い。この書の初刊行は1955年で本書は1988年版…
齋藤寛著鉄の棺最後の日本潜水艦2012年12月19日発行光人社ノンフィクション文庫 大戦末期の日本潜水艦の非情なる戦い。伊五十六潜に赴任した若き軍医中尉が、比島東方沖の深度百メートルで体験した五十時間におよんだ米駆逐艦との想像を絶する死闘――最高室温…