ミシェル・ヴォケール著
大高 順雄 (翻訳)
1991年6月20日第二刷発行
白水社
愛書狂を自他ともに認める著者が、
古今のさまざまな分野の貴重本・
珍本・美本・豪華本を採りあげながら、
古書の真の価値と愛書家の条件を説き、
愛書趣味の時代的変遷と
その真髄を語る本書は、フランスを
中心とするヨーロッパの古書・稀覯本の
書誌をも構成し、興味深い一種の
出版文化史となっている。
(本書紹介文より抜粋)
本書を買い、ざっと読んでみた。
日本の古書に関しては過去様々な関連本が
刊行されてきた。
しかしフランスの古書に関しては類書が少なく、
本書のようにフランス人のコレクター自身が
古書収集に関し、解説したもので
日本語翻訳されている本は他には類書は聞かない。
本書の著者のミシェル・ヴォケールはフランスの作詞家で
もう故人だが過去エディット・ピアフにも曲を提供している。
日本人にとってフランスの古書は馴染みがない。
過去下記のネット記事を読んだことがある。
日本の古書店と欧州のフランス語圏の古書店は
同じ業種でもかなりの差異がある。
「紳士のたしなみ」古書の魅力に迫る