2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

読書 シャーリー・コンラン著『悪夢のバカンス(上・下)』184冊目

アラフラ海に浮かぶリゾート・アイランド、パウイ。 アメリカの鉱山会社ネクサスの最高幹部は、 毎年恒例のバカンスに、夫人同伴でこの地を訪れた。 が、政情不安なこの島にクーデターが発生、重役たちは射殺され、 それを目撃した妻たち5人は、未開のジャン…

おすすめの本 T・ブロック著『超音速漂流』(文春文庫)183冊目

トランス・ユナイテッド航空52便がミサイルの直撃を受け、 機長は死亡、乗客は酸欠により狂暴化、無線も使用不可能・・・。 しかも地上からの誘導は不可解極まるものだった。 悪意の空を漂流し続ける巨大旅客機ストラトン797の運命は? 思わず唸る着想と堅牢…

読書 『図説 奇形全書』『図説 食人全書』(原書房)181冊目~182冊目

食人全書の目次 第1章 胃の記憶 第2章 食人の起源 第3章 なぜ人食い人種は人を食べるのか? 第4章 人食い人種たちの食人風習 第5章 人食い人種の慣例的料理 第6章 食糧としての食人 第7章 復讐のための食人 第8章 神々と信者たちの食人 第9章 悪魔とその使徒…

読書 『図説 死刑全書』『図説 自殺全書』(原書房)179冊目~180冊目

死刑全書の目次 動物刑 喉切りの刑 腹裂きの刑 突き落としの刑 飢餓刑 檻に閉じ込める 幽閉 磔刑 生き埋め 串刺し刑〔他〕 自殺全書の目次 第1部 どのように死ぬのか? 第2部 なぜ死ぬのか? 第3部 誰が死ぬのか? 第4部 どこで死ぬのか? 第5部 自殺と社会 第6…

読書 気谷誠著『愛書家のベル・エポック』178冊目

今回は、気谷誠著『愛書家のベル・エポック』 ~アンリ・ベラルディとその時代~を紹介する。 図書出版社より、ビブリオフィル叢書の一冊 として1993年に刊行された。現在は絶版となっている。 価格は4120円となっているが、私は古書店で購入した。 刊行部数…

SF映画45 ジョン・カーペンター監督『遊星からの物体X』(1982 アメリカ)

私が好きな監督である、ジョン・カーペンターの 『遊星からの物体X』(1982 アメリカ)今回は紹介する。 特撮もさることながら、映画の序盤がよく出来ていて、 観客を引き込むことに見事に成功している。 「何故、そこまで必死に犬を撃つのか?」 そこでま…

明治古書 三村芳南著『絶世拷問 雲霧阿辰青木廼夕栄』177冊目

今回紹介するのは、三村芳南著 『絶世拷問 雲霧阿辰青木廼夕栄』である。 本書は、 錦勝堂より明治17年(1884年)に刊行。 和綴本であるが、近代出版黎明期に当たり、 金属活字と木版により構成されている。 挿絵は、一龍斎国松が描いている。 言葉狩りに慣…

破滅SF ジョン・ウインダム著『トリフィドの日』176冊目

それは文字通り、雨と降る流星雨だった。 新聞もラジオも天界のスペクタルと騒ぎ立てた。 流星雨は24時間続いた。 その夜、幼児、重傷者を除く全世界の人が仰ぎ見た・・・。 そしてあくる日、全人類は完全に視力を失った盲目の群となっていた! 人々は絶望し…

SF ウィルソン・タッカー著『静かな太陽の年』175冊目

一仕事了えてフロリダの浜辺に憩う 人口統計学者ブライアン・チェイニイは、 基準局から来たという脚線美の美人の訪問を受ける。 新しい実験計画にぜひとも参加してもらいたいというのだ。 計画の内容は、時間旅行。タイム・マシンを使って未来の社会状況を …

印象に残った番組 『映像の世紀』(NHK)

20世紀は人類がその歴史を初めて「動く映像」として 見ることができた最初の世紀だった。 映像は20世紀をいかに記録してきたのか。 そして、それは歴史とどのようにかかわっていたのか。 「映像の世紀」シリーズは、世界中に保存されている 映像記録を発掘、…

ユニクロ 『荒木飛呂彦』のTシャツは世界一ィイイィ !

先日、近所のユニクロで、荒木飛呂彦デザインのTシャツを買いました。 うーん難点は、肝心の絵が「銀色」というところかな。 これは派手過ぎる。ただの白(とにかく金や銀以外なら何でも可) でも良かったんじゃないかなと思う。 うーん着る人を選ぶTシャツ…

明治古書 花笠文京著 『開明小説 四季の花籠』(1884)174冊目

今回紹介するのは、花笠文京(二代目1857-1926)著 『開明小説 四季の花籠』である。 本書は、繪入自由出版社より明治17年(1884年)に刊行。 和綴本であるが、出版黎明期に当たり、金属活字と木版により構成されている。 (表紙のおどろおどろしい絵が素晴…