読書 シャーリー・コンラン著『悪夢のバカンス(上・下)』184冊目

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アラフラ海に浮かぶリゾート・アイランド、パウイ。
アメリカの鉱山会社ネクサスの最高幹部は、
毎年恒例のバカンスに、夫人同伴でこの地を訪れた。
が、政情不安なこの島にクーデターが発生、重役たちは射殺され、
それを目撃した妻たち5人は、未開のジャングルに逃げ込んだ―。
上流階級の女たちは、未開のジャングルで生き残ることができるか?
自然の猛威、追撃する軍隊、人喰いの風習を持つ原住民。
上流階級の女たちは、諍いを繰り返しながらも、ジャングルで生き残る方法を
逞しく学んでいく。一方、ネクサスのオーストラリア支社長スコットは、
彼女らの無事をあくまで信じ、執拗な捜索を続行。
それを知る筈もない女たちは、決死の脱出行を決意した―。
南国のパラダイスでのサバイバルを描く、超大型エンターテイメント。
(本書紹介文より抜粋)

今回は、シャーリー・コンラン著
山本やよい訳 『悪夢のバカンス(上・下)』を紹介する。
本書は1991年に新潮文庫より刊行。
相当長編の小説で、本筋に入るまでが結構長い。
それを我慢して読み進めても、
それだけの苦労のしがいがある作品だと思う。
一言で言えば、人間の成長を描きつつ、
手に汗握るサバイバルの物語であり、
映画化向きの作品と言える。
やはり女が書いているだけあり、女を描くのは上手い。