2005-01-01から1年間の記事一覧

大好きな映画36 『悪魔のいけにえ(Texas Chainsaw Massacre)』

今回は大好きな映画である、「悪魔のいけにえ」 原題「Texas Chainsaw Massacre」(1974 アメリカ)を紹介する。 監督はトビー・フーパー。 この映画も私にとって、大好きな映画の一つとなっている。 広大なアメリカならではの映画であると思う。 視聴する者…

思い出の名作アニメ02 『スーパージェッター』(1965~1966)

タイトルは思い出の名作アニメとはなっているが、 1965~1966年は当時私は赤ん坊であったので、記憶に無いはずである。 再放送でもあったのかは定かでは無いが、何故かおぼろげに記憶が有る。 アニメのセリフがとても印象的であった・・・。 「僕はジェッタ…

昔聴いた音楽10 『奇形児』

今回紹介するのは、1994年にOKレコード(自主制作)発売された、 『奇形児』のCDである。 『奇形児』が今までの発売した音源を集めたもので、力作揃いである。 歌詞は衝撃的であり、才能を感じる。これこそパンクだろうと思われる歌詞である。 好きな曲は…

歯医者の拷問が怖い映画35 『マラソンマン』(1976アメリカ)

マラソン好きの大学生のベイブ(ダスティン・ホフマン)の、 兄ドグ(ロイ・シャイダー)はナチ戦犯の宝石商ゼル (ローレンス・オリヴィエ)の運び屋であった。 そのゼルを裏切って殺されたことから、ベイブに 宝石のありかを問いただそうとする ゼルの拷問…

読書 貴田 庄著『西洋の書物工房』129冊目

「ロゼッタ・ストーンからモロッコ革の本まで」 文字、紙、製本、革、表紙、小口装飾、花切れ、見返し…。 書物を成立させる各部の起源と歴史を図版を多用し詳解。 パリの装飾美術学校で製本・装丁を学んだ工芸作家が 15年の歳月をかけ、「物」としての本の姿…

おすすめの本 『ふりだしに戻る(上下)』128冊目(1991 角川文庫)

ニューヨーク暮らしにうんざりしていたサイモン・モーリーは、 九〇年前に投函された青い手紙に秘められた謎を解くため「過去」 1882年のニューヨークへ旅立つ。鬼才の幻のファンタジー・ロマン。 (本書紹介文より抜粋) 本書ジャック・フィニイ著 福島 正…

発禁本 村山知義著『変態芸術史』127冊目(1926)

今回は1926年(大正十五)に文芸資料研究会から刊行され、 官憲より発禁になった、村山知義著『変態芸術史』を紹介する。 ちなみに発禁となったと言っても、 今となっては別に刺激的な本ではない。 変態という名を冠しているが、 今で言うような意味合いで使…

読書 NHKテレビ 『フランス語講座2006年 1月号』125冊目

今回は、月曜日の午後11時25分からNHK教育テレビで放映している、 『フランス語講座』のテキスト2006年 1月号を紹介する。 これはフランス語講座のテキストであるが、 大変興味深いものが連載されている。 冒頭には「フランス職業図鑑」というコーナーが…

フランス映画の名作34『太陽がいっぱい(PleinSoleil)』(1960)

貧乏なアメリカ青年トムは、金持ちの息子フィリップを連れ戻すため、 ナポリにやってきた。フィリップにねたみを覚えたトムは、 殺して裕福な生活を手に入れようとする。そして計画どおり殺害し、 自殺に見せかけるが…。 原作は、パトリシア・ハイスミス。緊…

読書 SF ジュード・デヴロー著『時のかなたの恋人』124冊目(新潮文庫)

恋人に捨てられて教会で泣いていたダグレスの前に、 16世紀イングランドの伯爵を名乗る奇妙な男が突然現れた。 無実の罪で捕われた部屋に女の泣き声が聞こえ、 気づくとここにいたのだという。 このままでは処刑されてしまう彼の運命を変えるため、 ダグレス…

古書 饗庭篁村著『勝鬨』123冊目(1890)

今回紹介するのは、饗庭篁村著『勝鬨』である。 本書は春陽堂より明治廿三年四月廿三日に 「新作十二番」之内の一番本として刊行された。 江戸から東京となり、明治も20年を過ぎ、 洋式製本の活字本が登場していた。 今なお江戸文化を懐かしく思う声も巷には…

好きなSF映画33 『ウエストワールド』(1973 アメリカ)

ハイ・テクノロジーを駆使し様々な時代を体験できる 巨大遊園地デロス・ランド。 その中の西部世界を再現したセクションで 突如ロボットの反乱が起きる。 出世作「荒野の七人」で自分が演じた ガンマンのロボットに扮したユル・ブリンナーの 物言わぬ不気味…

サド著 澁澤龍彦訳『ジェローム神父』122冊目(2003 平凡社)

澁澤龍彦ホラー・ドラコニア 少女小説集成(全5巻)第1弾 誘拐、陵辱、殺戮そして食人。 犯罪小説サド、衝撃の復活! (本書帯より抜粋) 今回、紹介するのは、2003年に平凡社から、 ホラー・ドラコニア少女小説集成【壱】として刊行された、 サド著 澁澤龍…

昔聴いた音楽09 『OUT SIDER』(1982)

HARD "METAL" CORE SIDE GISM/INCEST GISM/GASH GISM/BITE GISM/SNATCH GISM/原水禁(AAHB) COMES/金 COMES/I LOVE YOU COMES/DEAD BOADY LAUGHIN' NOSE/A BOMB WILL NEVER DIE LAUGHIN' NOSE/NO WAR GAUZE/FUCK'en SISTER GAUZE/アンチマシーン GAUZE/CHILDR…

『週刊現代12月12日増刊 三島由紀夫緊急特集号』121冊目(講談社1970)

三島由紀夫が自刃後、緊急に発売された特集号である。 冒頭に三島の写真が掲載されている。 これは一枚目の写真で三島由紀夫がよく表現されている。 (篠山紀信撮影) *この三島の写真は人気があり、他のブログサイト等で よく転載されているほどだ。 (ちな…

三島由紀夫原作 映画版『憂国』120冊目 (1966 新潮社)

今回は三島由紀夫原作 映画版『憂国』(1966)を紹介する。 先日、この映画のオリジナルフィルムが 発見されたという報はまだ記憶に新しい。

うらわ美術館 『挿絵本のたのしみ-近代西洋の彩り』

2005年11月19日(土)~2006年2月19日(日) ギャラリーA・B・C 19世紀から20世紀初頭は、多くの美しい挿絵本が作られ、 広く愛された時代と言えるでしょう。 この時期、印刷技術の発達によって、 また本が庶民の生活の中に浸透してゆくにつれて、 数々の魅…

奇妙な映画32 『エル・トポ(EL TOPO)』(メキシコ1969)

この映画は奇妙であり、不条理でもある。 デイヴィッド・リンチ監督の「イレイザーヘッド」を 見たときにも奇妙に感じたが、それ以上にこの映画は奇妙だ。 ストーリーは表現するのは難しい。 一番良いのは実際に見てもらうことだ。 アレハンドロ・ホドロフス…

古書 細田民樹著『赤い曙』(1930 春秋社)119冊目

今回は、細田民樹著『赤い曙』を紹介する。 この本は昭和5年5月13日の再版本。 (初版は昭和5年5月12日) 装丁は画家の福田新生。 いかにも昭和初期の装丁である。

読書 ジャック・ケッチャム著『オフシーズン』118冊目

避暑客が去り冷たい秋風が吹き始めた九月のメイン州の避暑地。 ニューヨークから六人の男女が休暇をとって当地にやって来る。 最初に到着したのは書箱編集者のカーラ。 すこし遅れて、彼女の現在のボーイフレンドのジム、 彼女の妹のマージーとそのボーイフ…

思い出の名作アニメ01 『ルパン三世』(1971~1972)

1971年から1972年にかけて放送された『ルパン三世』は 私が子供の頃はよく再放送をしていた。 また、ルパンかよ・・・と思うほど放送されていたものだが、 近年になり、放送されることは無くなってしまった。 しかし、この初代『ルパン三世』は今でも名作だ…

衝撃的な映画31 『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000 アメリカ)

斬新な低予算SF映画「π」で世界を驚かせた ダーレン・アロノフスキー監督が 孤独と背中合わせに生きるごく普通の男女が 破滅へと落ちていくさまを鋭く描いた衝撃のドラマ。 コニー・アイランドの寂れた海岸。 古いアパートに住む孤独な未亡人サラは、 ある…

昔聴いた音楽08 COMES『NO SIDE』(1982)

NO SIDE CASE PUBLIC CIRCLE WA-KE-ME さらけだせ 究極 バカコケ 人間狩り PANIC 工場 MEDIUM CITY ROCKERS RECORDから発売。 カムズの唯一のアルバム。 ヴォーカルのチトセが印象的。

古書 ジイド著 堀口大学訳 『一粒の麦』(1933)117冊目

今回、紹介するのは、ジイド(Andre Gide) 著 堀口大学訳 『一粒の麦(Si Le Grain Ne Meurt)』(上巻)である。 長谷川巳之吉の第一書房より昭和8年9月20日に刊行された。 初版1200部である。総革装天金。 ちなみに上巻のみの刊行である。下巻は存在せず。

古書 須藤光暉著 一顰一笑 『新粧之佳人』 (1887)116冊目

今回、紹介するのは、須藤光暉(南翠外史)著の 政治小説で、一顰一笑 『新粧之佳人』。 正文堂より明治20年5月15日刊行の初版である。 初版と再版には違いがあり、挿入されている文中の石版画が 初版だと色刷であるが、再版だとそれが単色刷である。 この『…

傑作アクション映画30 『スズメバチ』(2002 フランス)

特殊警察チーム、窃盗グループ、初老の警備員が、 重装備マフィア戦闘部隊集団に包囲された巨大倉庫を砦に、 生き残りを賭けた戦いを繰り広げる。 4分間に数千発の集中砲火が降り注ぐ銃撃シーンが 見所のノンストップフレンチアクション。 (映画紹介文より…

おすすめの本 吉村 昭著 『虹の翼』(文春文庫)115冊目

今回は、吉村 昭著 『虹の翼』(文春文庫)を紹介する。 吉村昭は好きな作家の一人だ。数々の良作を発表している。 どれも力作揃いだ。歴史の中で光が当たる事が 少ない人物、出来事を好んで取り上げている。 本作『虹の翼』では二宮忠八を取り上げている。 …

読書 アン・マクリーン・マシューズ著『ザ・ケイヴ』114冊目

今回は、アン・マクリーン・マシューズ著『ザ・ケイヴ』を紹介する。 1998年10月に扶桑社(扶桑社ミステリー)より刊行された。 本書はそれほど話題にはならないが、サスペンスの良作である。 監禁された、臨床心理学者と監禁者との息詰まる攻防戦を 描いた…

読書 宮下志朗著『本の都市リヨン』(1989年晶文社)113冊目

フランス、ルネサンス期。ヨーロッパの一大出版センターとして 首都パリとしのぎをけずった「大市」の都市リヨン。 ラブレーの作品をはじめ、数々の特異な書物を輩出したが、 書物の出現から百年余、歴史の表舞台から突然姿を消す。 印刷・出版史上の黄金都…

古書 金子ふみ子著『何が私をかうさせたか』(1931)112冊目

今回は金子ふみ子著『何が私をかうさせたか』を紹介する。 金子ふみ子は、朝鮮人朴烈と共に大逆事件を企て、 獄中で自死した、アナーキスト。 この本は獄中で書かれた自伝である。 (本書は春秋社より昭和六年七月十五日刊行の十版)