読書 NHKテレビ 『フランス語講座2006年 1月号』125冊目

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今回は、月曜日の午後11時25分からNHK教育テレビで放映している、
フランス語講座』のテキスト2006年 1月号を紹介する。
これはフランス語講座のテキストであるが、
大変興味深いものが連載されている。
冒頭には「フランス職業図鑑」というコーナーが写真付で有り、
フランスにおける様々な職業を紹介している。
今までは家具職人、紙職人、石鹸職人等が紹介された。
今、発売中の2006年 1月号には、装丁職人(Relieur)が紹介されている。
我が国では全く話題にもならない程、一般的では無い職業である。
21世紀の今、以前よりはフランスですら盛んでは無くなったとは言え、
いまだ、フランスには装丁職人が生き続けている。

もう一つ興味を引く連載が有る。
以前、ブログでも紹介した、「本の都市 リヨン」の著者である、
宮下志郎による、「フランス的書物の周辺」という連載である。
2006年 1月号は第10回エミール・ゾラについて書かれ、
ゾラの印税について、また、ゾラの居酒屋の書影も載っている。
19世紀フランスの出版事情を知るには、なかなか良い連載だと思う。
また、ゾラは我が国では、それほど取り上げない傾向にある作家であるので、
このような連載は大変貴重だと思う。