2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

映画 『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』

2011年アメリカ制作。129分。 (原題Sherlock Holmes: A Game of Shadows) 2009年の映画『シャーロック・ホームズ』の続編。 知っての通り、謎解きよりもアクション重視という、 今までのホームズ像の固定概念を打破する映画である。 前作でも登場した、あ…

読書 荒俣宏著『ブックス・ビューティフルⅠ・Ⅱ』

今回は、荒俣宏著 『ブックス・ビューティフルⅠ・Ⅱ 絵のある本の歴史』を紹介する。 本書はちくま文庫から刊行。 元は平凡社から刊行されたもので、その再刊本だが、 1冊になっているのではなく、ⅠとⅡに分けられての再刊。 19~20世紀の英国・フランス・ア…

弱弱しい声はただのフリだ、騙されるな!映画『キラー・インサイド・ミー』

2010年アメリカ制作109分。(原題THE KILLER INSIDE ME) 映画「ゲッタウェイ」などの原作で知られる、 アメリカの作家ジム・トンプスンの『内なる殺人者』の映画化作品。 昔本屋でこの本を何度か手に取った経験はあるが、 結局買わなかったし、また読んでも…

身体は子供並、頭脳は成人 映画『エスター』

2009年アメリカ制作。123分。(原題Orphan) 正直、胸がムカムカする物語である。 エスターは狡猾で陰険で極悪非道、良心の欠片もない。 小悪魔どころか悪魔を通り越して大悪魔だ。 子供だと思い込ませ油断させる。 楳図かずおの「洗礼」を思い出した。 エス…

銅版画家の林由紀子の作品がエロティズム美術館に展示されましたⅡ

エロティズム美術館は、日本で言うなれば、温泉地にありがちな 秘宝館みたいな感じと言っても間違いではないでしょうが、 例えるならば、日本の秘宝館は、作家の寺山修司のように、 田舎くさく、泥臭いイメージがあり、それに対し、 パリのエロティズム美術…

銅版画家の林由紀子の作品がエロティズム美術館に展示されましたⅠ

「Pavel Hlavaty と招待作家によるグループ展 "Art Galant"」 銅版画家の林由紀子さんから、情報を頂きましたので お知らせ致します。 放蕩の都、歓楽の都と言えば、フランスはパリ。 そのパリ18区クリシー通りのエロティズム美術館 (Musee de l'Erotisme)…