印象に残った番組 『映像の世紀』(NHK)

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20世紀は人類がその歴史を初めて「動く映像」として
見ることができた最初の世紀だった。
映像は20世紀をいかに記録してきたのか。
そして、それは歴史とどのようにかかわっていたのか。
映像の世紀」シリーズは、世界中に保存されている
映像記録を発掘、収集して時代順に構成。
有名、無名の人物が書き残した回想録や日記、手記、演説を
紹介しながら、活字情報では体験できないような迫力と臨場感で、
20世紀の世界を描きだす。
1995年度 毎日芸術賞 受賞
1995年度 放送文化基金個人グループ部門賞 受賞

■エピソードリスト
第1集 20世紀の幕開け カメラは歴史の断片をとらえ始めた
第2集 大量殺戮の完成 塹壕の兵士たちは凄まじい兵器の出現を見た
第3集 それはマンハッタンから始まった 噴き出した大衆社会の欲望が時代を動かした
第4集 ヒトラーの野望 人々は民族の復興を掲げたナチス・ドイツに未来を託した
第5集 世界は地獄を見た 無差別爆撃、ホロコースト、そして原爆
第6集 独立の旗の下に 祖国統一に向けて、アジアは苦難の道を歩んだ
第7集 勝者の世界分割 東西の冷戦はヤルタ会談から始まった
第8集 恐怖の中の平和 東西の首脳は最終兵器・核を背負って対峙した
第9集 ベトナムの衝撃 アメリカ社会が揺らぎ始めた
第10集 民族の悲劇果てしなく 絶え間ない戦火、さまよう民の慟哭があった
第11集 JAPAN 世界が見た明治・大正・昭和

■スタッフなど
音楽:加古隆 主題曲「パリは燃えているか
ナレーション:山根基世
映像の世紀紹介文より抜粋)

今回は、強烈に印象に残った番組として、
NHKが制作した、『映像の世紀』を取り上げる。
本作は1995年3月~1996年にかけて放送され、
また2003年12月22日~30日に再放送された。
これほど記憶に残るドキュメント映像が他に有ろうか。
日本中に衝撃を与えたに違いない。
パリ開放の映像、ベトナムの映像、第一次世界大戦の負傷者の映像・・・
数えれば、キリが無い程で有る。
また加古隆による、「パリは燃えているか」の音楽も素晴らしい。
イメージそのままである。
また淡々としたナレーションが実に良い。
未来永劫語り継がれる、映像の記録で有る事は間違い無いだろう。
是非、また放送をお願いするもので有る。
その願いは私だけでは無いだろう。
それを望んでいる人々は相当な数存在する筈である。