百年前の世界が蘇る 『アルベール・カーンのカラー写真』

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

「銀行家で大富豪だったアルベール・カーンは、
当時開発されたばかりの技術で各国の様子を、
世界で初めて7万2000枚のカラー写真と、
100時間に及ぶ記録フィルム(一部カラー)で残した」
(紹介文より抜粋)

今回は、NHK-BSでも放映された、百年前の写真を取り上げる。
アルベール・カーンが指示して撮らせた、これらのカラー写真には驚異的である。
とにかく綺麗である。アルベール・カーンのカラー写真は鮮明に当時を伝えている。
アルベール・カーンは第一次世界大戦をも撮影させている。
これらの写真は20世紀初頭のフランスである。
アルベール・カーンの金の使い方は良い。
昔から欧米の金持ちは公共の為に私費を投ずる者が多い。
日本の金持ちにも見習って欲しいものだが(日本の金持ちは銭の勘定に忙しくて)
期待するだけ無駄だろう・・・。

*ちなみに、これらのカラー写真は、オートクローム(Autochrome Lumiere)と言い、
フランスのリュミエール兄弟によって発明された。
昔からフランスは発明大国であって、兵器等が特に発達しており、
今でもフランス(核保有国)の兵器は世界中に輸出されている。

第一次世界大戦を調べているとマタ・ハリの記述にぶつかった。
マタ・ハリは、(彼女の写真を見るまでは)朧げなイメージしか無かったが、
写真を見ると豊満で肉感的な美人である。
*勿論、これらのマタ・ハリの絵葉書はパリで作られたものである。
フランスは、エロティックな絵葉書を大量に生産した。

(以下Wikipediaより抜粋)
マタ・ハリ(Mata Hari、1876年8月7日 - 1917年10月15日)は、
パリを中心に活躍したマレー系オランダ人の踊り子(ダンサー)で、高級娼婦。
第一次世界大戦中にスパイ容疑で逮捕され、有罪判決を受けて処刑された。
マタ・ハリはダンサーとしての芸名であり、
本名はマルガレータ・ヘールトロイダ・ツェレ(Margaretha Geertruida Zelle)。
世界で最も有名な女スパイとなったマタ・ハリの名は、女スパイの代名詞となった。

東洋のマタ・ハリと言われた、川島 芳子の写真を見たが、
短髪では、私の好みではない。(女の短髪では、マニア受けしかしない様に感じる)
女は髪が長いほど美しいと思う。長い髪こそが女の魅力を引き立たせると思う。

**昨今、くだらないクイズだのSFまがいの歴史番組が実に増えた。
歴史番組にしても、失笑を買うような番組ばかりだ。
その点、NHKは、日本のTV放送局の中でも、
まだまだまともな方だろう。
私は良質のドキュメント、或いは良質の歴史番組だけを欲する。
江戸時代だのエジプトだのインカ・アステカや
ローマの歴史番組ばかりで飽き飽きする。
一生行く機会も無い、行く予定すらない、
エジプトだの中南米の歴史なんて正直どうでもいい。
江戸時代の大奥にしても、どうでもいい。余りにも今の時代から遠すぎる。
その点、20世紀初頭は、それよりもまだ遠くないし、身近に感じる。
あと思うのは、毎年、戦争関係の番組は少なくなってきている。
NHK以外の民放では皆無であった。
この日本で実際に起きた事、その事実だけを伝えて欲しい。
近年、良質の番組はめっきりと減った。嘆かわしい風潮である。