#写真

カラー写真の原点 『オートクローム(Autochrome Lumiere )』Ⅱ

初期のカラー写真。1942年ウクライナ。 最後にカラー写真ではないが、19世紀末のアメリカのニューヨーク、他。 ジャック・フィニイ『ふりだしに戻る』 Time and Again(1970)に出てくる情景そのままである。 今のニューヨークとは違い、牧歌的でさえある。 …

カラー写真の原点 『オートクローム(Autochrome Lumiere )』Ⅰ

今回は以前も何回か紹介している、カラー写真の原点である、 『オートクローム(Autochrome Lumiere )』を紹介。 フランスのリュミエール兄弟によって発明され1903年に特許を取得した。 1907年に写真乾板の形式で一般に販売が開始され、 コダクロームが出現…

『アルベール・カーンコレクション よみがえる100年前の世界』

フランスの銀行家カーンは20世紀初頭の世界を記録するために、 当時の最新技術を携えたカメラマンを世界中に派遣した…。 アルベール・カーン博物館が所蔵するカラー写真72000点の コレクションの中から選りすぐりを公開。 (紹介文より抜粋) 今回は…

写真機が発明され、人は裸を撮り始めた 『エロ写真の歴史』Ⅱ

興味深い記述はまだある。 下川 耿史編著『日本エロ写真史』の第一話に、 誰が日本人で、初めてエロ写真を見たのか?という疑問が書かれている。 もしかしたら、幕末の文久遣欧使節団が初めて見たのでは?という 問題提起がなされている。 これには当時二十…

写真機が発明され、人は裸を撮り始めた 『エロ写真の歴史』Ⅰ

今回はエロ写真の歴史を丹念にたどり、 その軌跡をまとめた三冊の本を紹介する。 まず最初は、下川 耿史編著『世紀末写真館』 それから下川 耿史編著『日本エロ写真史』 最後に佐久間猛編『エロ写真発掘帳』 三冊とも刊行は青弓社である。 三冊とも内容がか…

百年前の世界が蘇る 『アルベール・カーンのカラー写真』

「銀行家で大富豪だったアルベール・カーンは、 当時開発されたばかりの技術で各国の様子を、 世界で初めて7万2000枚のカラー写真と、 100時間に及ぶ記録フィルム(一部カラー)で残した」 (紹介文より抜粋) 今回は、NHK-BSでも放映された、百年前の写真を…

レンズが見た昭和20年代・東京 林忠彦撮影・著『カストリ時代』Ⅲ

今のような携帯小説家ではない、 ”本物の文士”がまだ生きていた時代である。 この太宰の写真は良い。生き生きしている。 また織田作之助の写真も生き生きしている。 高見順は、ダンディで、なかなかのハンサムである。 高見順と愛人の小野寺房子の間に生まれ…

レンズが見た昭和20年代・東京 林忠彦撮影・著『カストリ時代』Ⅱ

壮絶な自叙伝である、吉岡源治著「焼跡少年期」 (中公文庫)に登場するような浮浪児がノガミには沢山居た。 彼らは焼跡少年期に書かれて居る様に、 生きていくなら何でもやった。文字通りに何でも・・・。 野坂昭如の小説「火垂るの墓」に出てくる兄妹は、…

初恋とはナンゾヤ 林忠彦撮影・著『カストリ時代』Ⅰ

今回は、1987年に朝日文庫から刊行された、 林忠彦撮影・著『カストリ時代』を紹介する。 (以前から紹介しようと思っていた) 1987年に私が新刊で買ったものである。 当時、私はこの本の中に収められている写真を 興味深く眺めたものだった。 勿論、今でさ…

写真07 会田誠『Body Painting with Koe in Stockholm』

ストックホルムで開かれた「TOKYO STYLE IN STOCKHOLM 2004」で 発表された写真作品。元まんだらけのカリスマ店員にして、 コスプレアーティストとして活躍する声(Koe)ちゃんに会田自ら、 アニメキャラのボディペインティングを施し、現地で撮影したもので…

写真06 ピンナップの女王 『ベティ・ペイジ』

今回は、1950年代を代表するピンナップ女王である、 『ベティ・ペイジ』を紹介する。 彼女は世界の男を魅了した。 彼女は活躍した時代は、 まだベトナム戦争を知らない世界、 そしてロックがまだ台頭していない時代である。 ベティ・ペイジのサイト http://w…

味が有る写真05 『写真家 Nazif Topcuoglu』

言葉に表現するのは難しいが、 Nazif Topcuogluの撮る写真は味が有って良い。 Nazif Topcuogluのサイト http://www.naziftopcuoglu.com/index.html

気に入った写真04 『写真家 David Byun』

ファッションやコマーシャル・フォトの分野で活躍する、 写真家David Byunの作品である。凄く綺麗で幻想的だと思う。 David Byunのサイト http://www.davidbyun.com/

印象に残った写真03 山端庸介撮影『呆然と立ち尽くす若い女性』(1945長崎)

印象に残った写真を紹介する。 多分、私が死ぬまで忘れないだろう。 陸軍報道部員として、原爆投下翌日の長崎に入り、 写真を撮影した山端庸介の貴重な沢山の写真がある。 その写真の中で、この写真が一番印象に残った。 「焼死体のわきに、呆然と立ち尽くす…

好きな写真家02 荒木経惟 59~61冊目

荒木経惟は私の好きな写真家である。 荒木経惟を初めて知ったのは、 白夜書房の「写真時代」を見てからである。 私が高校時であり、1982年だったと思う。 今となっては、写真時代は豪華な執筆陣である。 その後、写真時代を模した雑誌が竹の子の様に 創刊さ…

好きな写真01 シンディ・シャーマン(Cindy-Sherman)

シンディー・シャーマンは 1954年アメリカのニュージャージー生。 ニューヨーク州立大バッファロー校で 専攻を美術から写真に変更。 大学卒業後、1976年にバッファローで初個展を開く。 彼女の写真の被写体は彼女自身だ。 彼女自身がモデルを演じ、メーキャ…