日本を代表する愛書家、洋古書蒐集家 『気谷誠、死去』

日本を代表する、愛書家、洋古書蒐集家、洋古書の権威、
気谷誠が2008年9月22日に永眠されました。

恥ずかしながら、つい先程、気谷誠のブログを見、知りました。
日本を代表する愛書家の一人であり、
美しい洋古書(極美)のコレクションをしている方でした。
また洋古書の驚くべき膨大な知識を持っており、
本当に偉大な方で、正に愛書家の鑑とも言うべき方でした。
彼の死は日本の書誌学、美術史の大きな損失だと思います。
彼に多くの人が様々な事を学びました。
美術史、洋古書界の南方熊楠みたいな人物でありました。
私は、これから彼の活躍を楽しみにしておりました。
まさか彼が死ぬとは思いませんでした。
サブのブログのアクセスを見て、
最近、何故か気谷誠で検索してくる人が異常に多いな・・・
と思っていましたが・・・。
彼の膨大な知識が彼の死によって、
永遠に失われたことは本当に残念です。
もっと、いろんなことを教えて欲しかった。
御冥福をお祈り致します。

気谷誠ブログ
http://bibliotheca-g.jugem.jp/

気谷誠(きたに・まこと)。
BIBLIOTHECA GRAPHICA 主宰。
玩具荘文庫主人。
著書に『鯰絵新考 災害のコスモロジー』、
『風景画の病跡学 メリヨンとパリの銅版画』、
『愛書家のベル・エポック アンリ・ベラルディとその時代』等がある。
本ブログには産経新聞(大阪版水曜夕刊)連載の
「西洋挿絵見聞録」バックナンバー等を掲載する。