読書 菅野茂著「7%の運命」

7%の運命―東部ニューギニア戦線 密林からの生還
光人社NF文庫
2006/1/1

生存を望むべくもない東部ニューギニア戦線を
生きぬいた末端兵士が描く悽惨な戦場の実態
―飢餓に、傷病に、次々と戦友たちが斃れる中で、
なぜ自分は生き残ることができたのか
―自らのおかれた「運命」をふり返り、
戦場における残虐性、そして人間の尊厳を
赤裸々に綴り、戦争の愚かさを素朴に伝える
感動の記録。
(本書紹介文より抜粋)

本書は若き陸軍整備兵の記録。
敵は連合軍だけではなく、寝返った原住民も
敵であった。それだけではない、同じ日本兵
同士でも食料をめぐっての争いが絶えない。
またそんな戦場でも上官による、いじめや
いやがらせ、しごきがある。
いつ死ぬかわからない、極限の記録。