読書 新堂冬樹著「悪虐」/他

新堂冬樹著「悪虐」
2011/7/26

「最愛の女を救うため、俺は悪魔になる。」
至上最強・最悪の主人公が登場!新堂冬樹
ノアールがここに結実。
最愛の女性・サキがスキルス性のガンに侵され、
余命三ヶ月と宣告された。絶望に見舞われた
花崎修二は、サキからさらなる衝撃の告白を受ける。
その日から、修二は「悪魔」になることを誓った。
何者にもひれ伏さず、慈悲を捨て、
己に潜む悪を解き放つ……。
道を聞かれた女性の鼻っ柱に額を叩きつけ、
通りすがりの少年の顎をライターで炙り、
面識のない中学生の少女を家族の前で強姦する。
息もつけぬほど繰り返される、凄まじい凶行。
時にそれは、かつての恩師に、
そして、サキと酷似する女性にも向かう。
サキの命の期限が迫リ来る中で、
何が修二を“悪虐”に駆り立てるのか。
著者が自身の原点に立ち返って
人間の心の闇を執拗に抉る、
渾身のノンストップ・ミステリー!
(本書紹介文より抜粋)

新堂冬樹著の「吐きたいほど愛してる」を
読んで他の作品も面白そうなので次々と読んでみた。
本書も上記のあらすじ通りの描写があり、
強烈がインパクトがあり、驚いた。
しかし何故彼はそんなことをするのか
の理由が説得力がないように感じた。


新堂冬樹著「銀行籠城」
2004/3/11

「全員、服を脱いで、俺の盾になれ!」
銀行に籠城し人質を射殺、男女全員を完全に
服従させた凶悪犯の真の目的は……。
たったひとりの男の狂気が警察の面子を潰し、
マスコミを翻弄、そして何よりも全国の視聴者を
テレビの前に釘付けにした。
ノンストップ、息をもつかせぬ犯罪小説の最高傑作!
(本書紹介文より抜粋)

なかなか良く書けているとは思うが、何故、彼はそうしたのか
というその理由が上記の「悪虐」と同じく納得力がないように感じる。