読書 新堂冬樹著「君が悪い」/他

新堂冬樹
君が悪い (光文社文庫
2011/8/10

「僕は悪くない…」
中学教諭の竹林は、死体を前に呟いた。
スナックのホステス桃華を取り合って、
他の客ともめたのがすべての始まりだった。
自宅に押しかけてきたその男を、
はずみで殺してしまったのだ。さらに、
発覚を防ぐため、超身勝手な論理で
次々と殺人を重ねてゆく彼にふりかかる運命とは!?
狂気と黒い笑いに満ちた、
戦慄のノンストップ・サスペンス。
(本書紹介文より抜粋)

「吐きたいほど愛してる」の「半蔵の黒子」みたいな作品。
こんな作品を書けるのは新堂冬樹だけだろうな。

新堂冬樹
「殺し合う家族」
単行本
2009/3/18

問題小説掲載。詐欺商法を展開していた男性。
その男性に引かれた女性は男性の言葉巧みな話術で
詐欺商法を手伝い始める。
やがて男性の巧みな誘導で女性の家族が呼び出され、
家族は殺し合いを始めた・・・。戦慄の犯罪小説。
(本書紹介文より抜粋)

北九州監禁殺人事件を元にした小説。
いくら新堂冬樹でも現実の事件は超えることが
出来なかったように思う。あの事件は想像を絶する。