読書 岩尾龍太郎著「江戸時代のロビンソン」

江戸時代のロビンソン 七つの漂流譚
2006年弦書房

不慮の海難事故によって鎖国下の日本から
外海への漂流を余儀なくされた船乗りたち。
その多くは戻ることはなかったが、
数少ない日本への生還者たちについては
彼ら自身の肉声をもとに記録が残され、
その後、人々の間に形を変えて流布することも
多々あった。『ロビンソン・クルーソー』研究で
知られる著者が、それらの漂流譚の中から
7篇を読み解き、江戸時代の原ロビンソンたちの
サバイバル物語と異文化体験に光を当てる。
(本書紹介文より抜粋)

本書はデフォーのロビンソン・クルーソーの研究者の
岩尾龍太郎によって書かれた、日本の漂流民の本。
吉村昭の「漂流」で取り上げられた、土佐の漂流民の
野村長平についても書かれている。
野村長平は日本人なら誰でも知っているという知名度
あるわけではないが、彼が体験したことは驚嘆しかない。
もっと知られてもいい人物である。

土佐の漂流民で日本のロビンソンクルーソーと呼ばれた野村長平(無人島長平)
https://blog.goo.ne.jp/chiku39/e/20b76a52ff23198e86359fa663dab138

無人島「鳥島」への漂着 ①
https://www.archives.go.jp/exhibition/digital/hyoryu/contents/03.html

幕末の偉人・ジョン万次郎も漂着した、アホウドリの楽園「鳥島」をご存知ですか
【連載】東京無人島めぐり(1)
https://urbanlife.tokyo/post/35611/

高知の隠れた偉人&冒険家? 無人島・長平の銅像がリニューアル!
https://officelululu.com/2021/04/15/3854

江戸時代の漂流記と漂流民(PDF)
https://uehiro-tohoku.net/system/wp-content/uploads/2023/09/de898301d49dc3f552e75cf2be555ae0.pdf