2009-01-01から1年間の記事一覧

『よみがえる第二次世界大戦~カラー化された白黒フィルム~』

<シリーズ 第二次世界大戦 開戦70年> よみがえる第二次世界大戦 ~カラー化された白黒フィルム~ 第1回 ヒトラーの野望 8月12日 水曜深夜[木曜午前] 0:10~1:00 第2回 日米開戦 8月13日 木曜深夜[金曜午前] 0:10~1:00 第3回 人類の“悪夢” 8月14日 金…

懐かしい海外ドラマ 『ヴィーナス&アポロ』

Venus & Apollon. Une serie realisee par Tonie Marshall avec Brigitte Rouan, Maria De Medeiros, Maeva Pasquali et Melanie Bernier. Genres : Comedie Dramatique, Serie TV. 以前、gyaoでフランスのドラマを放映していた事がある。 オドレイ・トトゥ…

懐かしい海外TVドラマ 『シャーロック・ホームズの冒険』

今回は、1985 - 1995年にかけてNHKで放映された、 『シャーロック・ホームズの冒険』の紹介。 シャーロック・ホームズこそ(架空の存在であるが) 世界で最も有名な探偵であろう。 本作はイギリスのグラナダTV製作のテレビドラマであるが、 時代考証がよく出…

洋古書『マガザン・デ・ドモワゼル(お嬢様のお店)』Ⅲe

本書とほぼ同時代のダゲレオタイプの写真の続き。 最後は1912年に撮影された、フランスのストラスブルグのコルセットの店。 ブラジャーはまだ登場していない。 服装は人を表すものとされてきた。 現在でもその通りである。 人を見る時、よく靴を見るとか言わ…

洋古書『マガザン・デ・ドモワゼル(お嬢様のお店)』Ⅲd

本書とほぼ同時代のダゲレオタイプの写真の続き。 *オークションでもこれよりも後期のファッションプレートを見かけるが、 やはり記述に間違いが多い。 酷いのは19世紀のものを18世紀と表記したものなどある。 当然ながら100年も差が有るし、女性の服装も (…

洋古書『マガザン・デ・ドモワゼル(お嬢様のお店)』Ⅲc

本書とほぼ同時代のダゲレオタイプの写真。 (早くて1840年代から遅くとも1860年代) 撮影はアメリカ。 当時のアメリカは、世界の中心たる、 パリやロンドンから遠く離れた辺境の地であった。 御婦人の凝った髪型が美しい。 http://x6.atukan.com/bin/ll?082…

洋古書『マガザン・デ・ドモワゼル(お嬢様のお店)』Ⅲb

これは本書とほぼ同時代のドレス。 今では、少し黄ばんでしまっているが、 それでもいまだに美しい。 次の写真は御婦人方がお召しになる下着類。 上からシュミーズ、コルセット、クリノリン、ペチコート、ドロワース、胴衣。 本書と同時代の頃のドレスを再現…

洋古書『マガザン・デ・ドモワゼル(お嬢様のお店)』Ⅲa

今回は、以前紹介した、フランス第二帝政期(1852-1870)の 月刊ファッション雑誌『マガザン・デ・ドモワゼル』(1854-1855)を紹介する。 挿絵画家は前回と同様、Anais Toudouze-Colin(1822-1899) Anais Toudouzeは1822年にウクライナで生まれた。 彼女はパ…

誰が猫の首に鈴をつけるのか? 映画『ワルキューレ』

アメリカ映画。2008年制作。120分。 違和感を覚えたのは、アメリカ映画に特有の、ドイツ人でありながら 英語を話す事。やはり、ヒトラーもドイツ軍人もドイツ人という者は ドイツ語を話すと言う事が当たり前に脳内に刷り込まれているので、 どうしても違和感…

懐かしい漫画 回転禁止の青春さ 江口寿史『ストップ!!ひばりくん!』

これでコンプリート!未収録作も収めたひばりくん完全版 1巻の表紙にはギターを携えた、涼しげなひばりくんが描かれている。 江口寿史の「ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション」が 小学館クリエイティブから全3巻で刊行されることが決定した。…

洋古書『マガザン・デ・ドモワゼル(お嬢様のお店)』Ⅱ

上流階級やブルジョア達は、子息、令嬢には最高の教育をする。 これらの御令嬢は「(1)本当の意味のお嬢様」であって、 教育も最高の教育を受けている。 礼儀、教養、立ち振る舞い、ダンス、言葉使い等社交界で通用する様に、 それに良い縁談が出来るように躾…

洋古書『マガザン・デ・ドモワゼル(お嬢様のお店)』Ⅰ

フランス第二帝政期(1852-1870)のファッション・プレートの 挿絵画家を語る上で欠かす事が出来ない人物が三人居る。 この三人は(第二帝政期において)最も有名で かつ重要なファッション・プレートの挿絵画家である。 一人はJules David(1808-1892)、 も…

洋古書 エルアールの代表作『エプタメロン』Ⅵ

日本において、エルテやイカール(或いはローランサン等)は 他国では考えられないほど異常に人気がある。 これは疑問なのだが、日本には(他国と比較し)突出して それらのファンが相当多いようだが、そのファンは、 雑誌「ラ・ヴィ・パリジェンヌ」誌上で…

洋古書 エルアールの代表作『エプタメロン』Ⅴ

ジャコメ工房のPochoirは日本人には馴染みが無いと言っても 過言ではないが、フランスのアールデコ期の挿絵本には ジャコメ工房のPochoirがよく使われている。 (判りやすい事例を挙げれば、例えばマルティ等) ムルロー工房は、誰でも知っている。 このムル…

洋古書 エルアールの代表作『エプタメロン』Ⅳ

本書の挿絵はPochoirだと思われる。 ダニエル・ジャコメによる、ジャコメ工房によって、本書の挿絵は制作された。 ジャコメ工房のPochoirは、ダニエル・ジャコメ独特の創意工夫がなされており、 ジャコメ工房のPochoirの完成度はIMPRIMEUR D'ARTと言わしめる…

洋古書 エルアールの代表作『エプタメロン』Ⅲ

本書の印刷はパリから程近い、アルジャントゥイユにある、 Robert Coulouma印刷所で行われた。 Robert Coulouma印刷所は第一次大戦頃から第二次大戦頃にかけて 数々の有名な挿絵本が印刷されたところである。 (歴史に残るほど高名な印刷所である) 例えば、…

洋古書 エルアールの代表作『エプタメロン』Ⅱ

本書は、総発行数1550部の内、 アルシェ紙に刷られた限定150部の内の一冊。 この限定150部はカラー以外に、セピア色と青色の2種のsuite付。 ("本書の限定150部、それに限定40部の局紙"のものなどは、 なかなか市場に出る事は無い。極めて稀。稀覯本) 箱ま…

洋古書 エルアールの代表作『エプタメロン』Ⅰ

今回は、アールデコ期にフランスで活躍した、 挿絵画家シェリ・エルアールの代表作であり、 最高傑作であり(Pochoir技法の挿絵をふんだんに使った) 最大の挿絵本である、マルグリット・ド・ナヴァル著『エプタメロン』を紹介する。 (本書は私のお気に入り…

大好評連載中 漫・F・小太郎大先生の恐怖コラム 『地上最強最悪の恐怖生物 K*****A』

つーか、アレだ。 子供の頃はYO 虫も怖くはなかったんだがYO 今は怖えYO 最強最悪の生物つーか虫は、アレ、アレだ、アレ。 『K*****A』 (『K*****A』のことを書くべきか迷ったが書くことにした) 字にするだけでも嫌なんで、これで勘弁>< 一番最初がKで一…

好評連載中 漫・F・小太郎先生コラム 山田で遊ぼう!『今夜は山田』『電話番号何番?』

まあ、アレだ。山田つーのはよく使う言葉だよな。 誰でも日に10回以上は連呼するよな。 よく使う人だと軽く100回以上は言うよな。 美容院に行っても、美容師に『お客さんは山田さんでしたよね?』とか 領収書貰うときにも、『お宛名は山田様でよろしい…

絵画 好きな挿絵画家 『シェリ・エルアール』Ⅲ

これらは1910年代~1920年代の「ラ・ヴィ・パリジェンヌ」の エルアールの挿絵であるが、このイラストを見ても判る様に、 この頃はまだ現代の様なブラジャーが普及していない。 現在のブラジャー(仏語soutien-gorge英語brassiere)の原型は 1889年にフラン…

絵画 好きな挿絵画家 『シェリ・エルアール』Ⅱ

エルアールはエルテやイカールとほぼ同時代に活躍したが、 エルテやイカールよりも挿絵の仕事を早くからしている。 私はエルテやイカールよりもエルアールの方が好きだし、 彼のロマンチックでイレガントで、 コケテッシュな画風が大変気に入っている。 また…

絵画 好きな挿絵画家 『シェリ・エルアール』Ⅰ

今回は、アールデコ期にフランスで活躍した、挿絵画家 シェリ・エルアール(Cheri Herouard 1881 - 1961)の紹介。 彼の主な仕事は、雑誌「ラ・ヴィ・パリジェンヌ」誌上においてであるが、 最初は児童書や子供向けの挿絵を描いていた。 しかし彼は方向を転換…

何分間生きていられるのか?リアル北斗の拳『ヨハネスブルグ』

コンフェデ杯南アフリカ大会に出場しているエジプトの選手が宿泊する ホテルの部屋で盗難被害にあった。南アフリカの警察が19日、明らかにした。 警察の広報担当は「エジプト選手からの報告で現金の入った 財布がなくなっていたのを確認した。チームの5人…

長いものには巻かれろ 映画 『ヒトラーの贋札』

2006年ドイツ・オーストリア制作。96分。 (原題Die Falscher) 長いものには巻かれろという言葉がある。 死んで花実は咲かない。 囚われの身で強要されて作るのだから、 それは良しとなければならないというか、仕方が無いと思う。 いつ殺されるか判らない…

雑記 『冷やし中華はじめました』

美容師に、「お客さん、その年に初めて食う冷やし中華つーのは美味いっすよね?」と 訊かれてしまう季節がやってきた訳だが。 まあ、アレだ。 この季節はさ、食堂の軒先には『冷やし中華はじめました』とか出てるよな。 張り紙といえば・・・「冷たいジュウ…

民族浄化  映画『セイヴィア』

1998年アメリカ制作。原題 Savior(救済者) ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を題材に 戦争の悲惨さと人間の絆を描く問題作。 監督はユーゴスラビア出身のピーター・アントニエヴィッチ。 監督は何が起きているのかを知って欲しくて、 この映画を作ったそうで…

ジャンヌは13歳の時にゴッホに会った 『ジャンヌ・ルイーズ・カルマン』

ジャンヌ・ルイーズ・カルマン (Jeanne Louise Calment、1875年2月21日 - 1997年8月4日)は、 公式記録史上最も長生きをした人物で、122年と164日間生きた、フランス人の女性である。 ジャンヌ・ルイーズ・カルマンはゴッホに実際に会ったと語っている。 ゴ…

お知らせ

何かしらを感じとってくれれば、それでこのサイトの存在意義は達成される。 何かしらの指針、道標になれれば良いと思います。 毎日、更新する予定でしたが、思ったより何かと時間を要す為、 これからは不定期更新に致します。 いつまでブログを継続していく…

最高の戦闘服それはジャージだ 映画『エネミー・ライン』

20世紀のきょう】セルビア人勢力がNATO軍機を撃墜(1995・6・2) (AP)ボスニア上空を監視飛行していた北大西洋条約機構軍の米F16戦闘機が、 地対空ミサイルで撃墜された。搭乗していたスコット大尉はパラシュート降下。民兵から逃れ続け…