絵画 好きな挿絵画家 『シェリ・エルアール』Ⅱ

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エルアールはエルテやイカールとほぼ同時代に活躍したが、
エルテやイカールよりも挿絵の仕事を早くからしている。
私はエルテやイカールよりもエルアールの方が好きだし、
彼のロマンチックでイレガントで、
コケテッシュな画風が大変気に入っている。
また彼の挿絵はウエットに富み、洒落ており、
女の持つコケテッシュさを知り尽くしている。
彼の大きな特徴は中世の世界を描いたという点だろう。
彼の中世の挿絵は時代考証がしっかりしている事に定評がある。
それに加え、特徴的とも言える点は、「ラ・ヴィ・パリジェンヌ」での
彼の挿絵には(愛の神である)キューピッドが頻繁に登場する事であり、
ロマンチックな挿絵が多い事も彼の特徴の一つである。
また画面構成やデザインなどが工夫され、実に見事だ。
これぞ本物のイラストレイターだろう。