洋古書 エルアールの代表作『エプタメロン』Ⅵ

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日本において、エルテやイカール(或いはローランサン等)は
他国では考えられないほど異常に人気がある。
これは疑問なのだが、日本には(他国と比較し)突出して
それらのファンが相当多いようだが、そのファンは、
雑誌「ラ・ヴィ・パリジェンヌ」誌上で活躍した、
エルアールなどのイラストレイター達を網羅熟知し、知り尽くした上で、
敢えて、そこは敢えて、わざわざエルテやイカールを選んだのか。
それとも知らぬが故に、それを買うのか。
或いは知っていても無視を決め込んでいるのか。
携帯電話の世界でも、日本の携帯電話はガラパゴス諸島
言われているが、美術コレクターの世界ではどうなのだろうか?
日本人の美術コレクションは欧州とはかけ離れ過ぎており、
独自性が強く、(ただ闇雲に名前だけに固守し)
強迫観念に近いものが有るように思われてならない。
それにばらつきが少なく、どこを見ても何を見ても同じに思える。
(それは土産物屋の金太郎飴を見るようだ)
アメリカ人が咳をすれば、日本人も咳をしだすように、
美術収集傾向ですらアメリカに迎合隷属しすぎるような気がしてならない。
しかし世界はアメリカ(或いはイギリス)だけで構成されている訳ではない。