読書「自由殺人 (角川ホラー文庫) 」

2002/9/1
大石 圭 (著)

ある日、突然、殺人を選択する自由が
あなたに与えられたら、どうしますか?
謎の人物から送られてきた爆弾。
それを手に入れた人物たちは、
エゴと怨念を剥き出しにしていく。
元マラソンランナーの朝香葉子もまた、
爆弾を受け取った一人だった。
しかし、彼女は何のためらいもなく
爆弾を警察に届ける。
犯人はそんな葉子に、あるゲームを
持ち掛けてきた。人間の業を深く、
そして鋭く描いたホラーの新境地。
(本書紹介文より抜粋)

大石圭の小説の「地獄行きでもかまわない」
「復讐執行人」を読んで、今度は「自由殺人」を
読んでみた。
「自由殺人」というタイトルに違和感がある。
もっと違うタイトルのがよかった気がする。
本書のヒロインの朝香葉子の考え、行動が
清々しい。こういう人物はこの世の中には
いるのだろうか。人間の究極の理想に思える。
ただヒロインの言葉遣いが良いとは言えない。