読書 大石圭著 「人を殺す、という仕事」

2007年光文社文庫刊行
僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。
そこに書かれた指示に従うことで、
僕の人生は驚くほど順調だった。
手紙のお陰で、今後も幸福な人生が続くと信じていた。
それが「殺人」を命じるまでは。
従わなかった結果―母が死んだ。
次は妻や娘たちの番だというのだ。
あどけない少女、臨月の妊婦…
僕は次次と手を血に染めていく。
邪悪で美しい、傑作「暗黒小説」。
(人を殺す、という仕事紹介文より抜粋)

大石圭の小説の「邪な囁き」「殺人調香師」を読んで、
今度はこの「人を殺す、という仕事」を読んでみた。
ネットで評価を見てみると本書のラストに関しての記述が
納得がいかない人もいるようで、その点は私も同じ。
Cの正体が判って唖然として人も多いとは思う。
なんだかモヤモヤ感がある作品。