読書「ケモノの城」

誉田 哲也 (著)
双葉社
2014/4/18

17歳の少女が自ら警察に保護を求めてきた。
その背景を探る刑事に鑑識から報告が入る。
少女が生活していたマンションの浴室から、
大量の血痕が見つかったのだった。
やがて、同じ部屋で暮らしていた女も
警察に保護される。2人は事情聴取に応じるが、
その内容は食い違う。
圧倒的な描写力で描く事件は、
小説でしか説明する術をもたない。
著者の新しいステージを告げる衝撃作!
(本書紹介文より抜粋)

過去に現実に起きた事件、北九州監禁殺人事件を
元にして書かれたと思うが、やはり小説が現実の
事件を超えることが出来なかったと思う。
現実に起きた、北九州監禁殺人事件は本書よりも
登場人物が多く複雑である。
なんでか警察の動向や権力闘争が詳細に書かれているが、
読者は警察小説が読みたくて本書を手に取った
のではないのに、これでもかと言わんばかりに
警察の事が書かれている。最初から期待は
してなかったので予想通りの結果になった。