読書 大石圭著「地獄行きでもかまわない」他

地獄行きでもかまわない(光文社文庫)2016年1月刊行

冴えない大学生の南里遼太郎は
合コンで出会った夕紀の眩しいまでの
美貌が忘れられなかった。
彼女の歓心を買うために吐いた、
たったひとつの、しかし大きな嘘。
それが彼の運命をねじまげてゆく。
夕紀を手放したくない一心で嘘を塗り重ね、
殺人まで犯してしまうのだが…。
虚飾の幸せの果て、愚かな男を待つ
凄まじいまでの悲劇とは?
戦慄のクライムサスペンス!
(地獄行きでもかまわない紹介文より抜粋)

復讐執行人(角川ホラー文庫) 2005年7月刊行

「オレのことを覚えているか?」
香月健太郎は33歳。妻と5歳と6歳の娘たちと
4人で横浜の郊外の住宅街に暮らしている。
明日からゴールデンウィーク
家族旅行でバリ島へ行くという夜に、
その事件は起きた――。
(復讐執行人紹介文より抜粋)

大石圭の小説の「優雅なる監禁」を読んで、
今度は「地獄行きでもかまわない」「復讐執行人」
を読んでみた。「地獄行きでもかまわない」は
読み慣れている人なら展開が予想が出来る。
合コンで出会った白井夕紀とかいう女は自分の好みでは
全くなく自分の好みとは真逆の女なので何故そこまでするか
みたいな感じがあり、共感はまったく出来なかった。
まあ大石圭の作品自体共感する人などいるわけもないの
だけれど。「復讐執行人」は子供の時にした何気ない
約束が発端になっている。私もそんな約束を
何でかした覚えがある。
2つとも印象にそんなには残らない作品になっている。