読書「図説公開処刑の歴史」

2013年原書房刊行
3850円

古代ローマのネロやカリグラの残虐非道、
宗教弾圧、恐怖政治のギロチン、
断頭台に上がった国王や王妃など
それぞれ時代背景をわかりやすく解説。
恐ろしくもなぜか心奪われてしまう
公開処刑の歴史に迫る。
また本書では、あらゆる地域、
さまざまな時代の悪趣味な処刑方法を紹介。
残忍さのオンパレードである。
闘技場で足を鉛で固定された受刑者に
餓えたライオンをけしかける、
のこぎりでまっ二つに切る、
重い鉄の車輪の外側にくくりつけて転がす、
雄牛の腹を割いて中に縫い込める、
内側が大釘だらけの樽に入れて丘から落とす、
さらに内蔵えぐりや四つ裂き、串刺し、
焼き網の上で焼く、大砲の口に縛り付け
砲を発射する……。
有史以来の死刑囚が迎えた陰惨な、
しかも公開された最期について、
当時の記録を数多く用いて語られる。
(図説公開処刑の歴史紹介文より抜粋)

本書は同出版社の原書房の「図説死刑全書」と
重複しており、また内容も詳細かつ濃いとは言えない。
どうせなら「図説死刑全書」のが良いと思う。
コレジャナイ感がある。