#その他映画

映画21 二つで充分ですよ! 『ブレードランナー』(1982 アメリカ)

近未来、絶えず酸性雨が降り注ぐ薄暗い地球に、 植民地惑星から4体のレプリカントが脱走してきた。 彼らの捕獲を依頼された「ブレードランナー」のデッカードが、 潜入したレプリカントたちを追う…。 フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を…

おすすめの映画20 『バタフライ・エフェクト』(2004 アメリカ)

今回は 『バタフライ・エフェクト』を紹介する。 この題名は、 「一匹の蝶の羽ばたきが、地球の反対側で竜巻を起こす」という、 初期条件のわずかな違いが将来の結果に大きな差を 生み出すという理論をあらわしている。 大変脚本がこなれている。 また役者も…

好きな映画17 『ラン・ローラ・ラン』(原題Lola Rennt 1998)

裏金の運び屋である恋人マニからの突然の電話。 「ローラ、助けてくれ! ボスの10万マルクを失くした。 12時までに金を作らないと、殺される・・・」 残された時間は20分。 大好きなマニが死ぬなんて考えられない・・・。 お金を工面するためローラは走り出す。 タ…

後味の悪い映画16 『ファニーゲーム』(オーストリア1997)

2001年のカンヌ映画祭でグランプリを獲得したミヒャエル・ハネケ監督の97年の作品。 そのあまりにも挑発的で暴力的な内容に世界各地で物議を醸した衝撃の問題作。 監督自身、暴力が不快なものであることを再認識してもらいたかったというだけに、 観た人間は…

好きな映画15 『ニューヨーク1997』(1981)

ジョン・カーペンター監督が、その名を轟かせた近未来SFアクション映画。 99分の上映時間を一気に駆け抜ける、 贅肉をそぎ落とした展開がストイックにしてスタイリッシュ。 とりわけ囚人スネーク・プリスキンに扮したカート・ラッセルの クールなキャラクタ…

最近見た映画14 運命を分けたザイル (イギリス2003)

アンデスの過酷な雪山でザイルに繋がれたまま 遭難した2人の登山家の奇跡の生還劇を、 当事者たちのインタビューと迫真の再現ドラマで 描き出した真実の物語。 ジョー・シンプソンのベストセラー・ノンフィクション 『死のクレバス アンデス氷壁の遭難』を…

6月18日 SF映画12 『タイム・マシン』(1959)

近年、同名の映画がリメイクされた事は記憶に新しい。 猿の惑星等最近リメイクが多いのだが、 やはり最初に作られた映画の強烈なイメージ、 固定観念が有るせいか、 オリジナルを超える作品にはならない様だ。 リメイクされた方も期待して見たのだが、 正直…

リアルな映画11 『生きてこそ』(1993)

1972年、ウルグアイの学生ラグビーチームを乗せた飛行機が アンデス山脈で遭難した。 絶望と飢餓に襲われた彼らは、仲間の屍を食べた…。 72日間を生き延びて奇跡の生還を果たした16名の若者たち。 南米アンデス山中で実際に起こった信じられない出来事を 再…

SF「人間がいっぱい」の映画化10 『ソイレント・グリーン』(1973)

今回、紹介する映画は、ハリイ・ハリスン著 「人間がいっぱい」(1966年)の映画化作品 『ソイレント・グリーン』(1973)である。 昔、TVで放映されたのが印象に残っている。 近年、このような良作は全く放映されなくなった。 小説の舞台は、1999年のニュー…

印象的な映画09 『ゼイリブ』(1988)

今回はジョン・カーペンター監督作品の『ゼイリブ』を紹介する。 宇宙人の侵略物のSF作品であるが、 私の印象に残ったのは、宇宙人でも銃撃戦でも無く、 主人公とその友人との殴り合いのシーンである。 宇宙人の姿を見る事が出来るサングラスを入手した、 …

好きな映画08 『地球最後の男 オメガマン』(1971)

今回、紹介するのは、リチャード・マシスンの「地球最後の男」の 2度目映画化作品の『地球最後の男 オメガマン』である。 細菌戦争により、疾病が蔓延、人類は死滅。 自ら開発した血清により、主人公だけは生き残った。 彼は武器を集め、食料や生活必需品を…

衝撃的な映画07 『鬼畜大宴会』 (1998)

今回紹介するのは、「鬼畜大宴会」である。 この作品は1970年代の学生運動の過激派の粛清、内ゲバを描き、 また人間のドロドロした面を描いている映画である。 元々は大阪芸術大学映像学科の学生たちが卒業制作に作った自主映画であるが、 なかなか良く出来…

衝撃的な映画04 1987年に私は奥崎謙三を知った『ゆきゆきて神軍』

1987年の事だったと思う。 衝撃的な映画を私は観た。 日本映画を元来好まず、また滅多には観ない私であるが、 この映画には衝撃を受け、以来好きな映画となった。 知っている人は知っているという映画であり、 コアな映画ファンでは有名な作品である。 奥崎…

好きな映画03 パリ・モンマルトルの恋 『アメリ』(2001)

数年前、日本でも話題になった、フランス映画「アメリ」(邦題)を観た。 本当にいい映画だと思う。 しかし、数年間に観たならば、きっとそうは思わないだろうし、 また観ることも無かっただろう。 最近、私はフランスに興味を持っているが、 以前は漠然とし…

好きな映画01 「哲学的なフランス映画」

最近見て、気に入った映画を紹介する。 私はいろんな映画を見るが、最近はフランス映画をよく見ている。 今回は、フランス映画から2本を紹介したい。 CARNE SEUL CONTRE TOUS(カノン) ギャスパー・ノエ 監督作品 *カノンは、CARNEの続編にあたる。 フラ…