好きな映画08 『地球最後の男 オメガマン』(1971)

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今回、紹介するのは、リチャード・マシスンの「地球最後の男」の
2度目映画化作品の『地球最後の男 オメガマン』である。

細菌戦争により、疾病が蔓延、人類は死滅。
自ら開発した血清により、主人公だけは生き残った。
彼は武器を集め、食料や生活必需品を蓄え、自宅を要塞化した。
主人公は、吸血鬼の様な怪物と化した(元は)人間共と戦う事になる。
毎晩、夜になると怪物共が彼の自宅にやってくる。
彼の元友人でさえもやってきて、仲間になれと言う・・・

絶望的な状況の中で戦う男を描いた作品である。
無人と化した都市の演出は見事である。
主演はチャールトン・ヘストン
彼は戦う映画がよく似合う。
今の映画(の役者)で言えば、アーノルド・シュワルツェネッガー
様な位置付けになろうか。
この映画のラストシーンは悲しく思えたものである。
それが故にリアルティを感じさせる。
現に設定等リアリティを追及した作品である。
この様な映画を作れるはアメリカしかない。
アメリカは娯楽として映画を作っている。
ハラハラドキドキしてこそ映画の魅力だと私は思う。

昔、TVで見た覚えがある。
昔は結構この様な作品をTVでやっていたものだ。
近年、こんな作品をTVで放送する事は、
皆無になり、とても残念に思う。

原作のリチャード・マシスンの「地球最後の男」も
今まで何回か読んだ。
マシスンの作品は好きだ。
彼の作品は何度か映画化されている。