SF「人間がいっぱい」の映画化10 『ソイレント・グリーン』(1973)

イメージ 1

今回、紹介する映画は、ハリイ・ハリスン
「人間がいっぱい」(1966年)の映画化作品
『ソイレント・グリーン』(1973)である。
昔、TVで放映されたのが印象に残っている。
近年、このような良作は全く放映されなくなった。

小説の舞台は、1999年のニューヨークだが
映画の舞台は、人口増加と環境汚染により
食料危機に陥った、2022年のニューヨークになっている。
主演はチャールトン・ヘストン
主人公の刑事が、金持ちの家に捜査の為に赴き、
こっそりスプーンに付いたイチゴジャムを舐めるシーンや
自転車を漕いで、自家発電をするシーンも有ったように思う。
この映画を観たのは何十年以上前だが、
そんなシーンがとても印象に残っている。

 *右がハヤカワ文庫から1986年に刊行された、
  ハリイ・ハリスン著 「人間がいっぱい」(1966)
  原題は「MAKE ROOM! MAKE ROOM!」