好きな映画17 『ラン・ローラ・ラン』(原題Lola Rennt 1998)

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裏金の運び屋である恋人マニからの突然の電話。
「ローラ、助けてくれ! ボスの10万マルクを失くした。
12時までに金を作らないと、殺される・・・」
残された時間は20分。
大好きなマニが死ぬなんて考えられない・・・。
お金を工面するためローラは走り出す。
タイトルでわかるとおり、
全編をとおしてビート感いっぱいに
ローラがベルリンの町を駆けめぐる作品。
フィルムとビデオ、カラーとモノクロ、
写真、アニメーション、
画像の分割、早送り、コマ送りなど、
あらゆる手法を駆使した映像と、
ジャーマン・テクノのリズム、
3パターンから成るストーリー構成は躍動感と
スピード感をもたらし観る人を飽きさせない。
見終わった後は、スポーツをして
汗を流したようなスッキリした気分を味わえる
ラブ・ストーリーだ。
(映画紹介文より抜粋)

今回、紹介する映画は『ラン・ローラ・ラン』である。
映画紹介文にある様に、大変スピード感溢れる作品である。
この映画も実に哲学的で論理的である。
また、ドイツテクノの音楽も魅力的。
ストーリーは分岐するという画期的な構成には、
目を見張るものがある。
昔から私はドイツ映画が好きである。
ドイツ語の響きも良い。
ドイツ語の重々しいナレーションを聞くと、
ノイバウテンを思い出してしまう。
いつだって、どこだって、誰だって、恋人を思う気持ち、
愛する気持ちは変わらない・・・。