絵画 好きな挿絵画家 『シェリ・エルアール』Ⅳ

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最近、アクセス解析を見てみると、
世の中広いもので、奇特な人がいるもんだと思った。
エルアールを検索して来たり、
或いは「懐かしき奇譚クラブ」というサイトから経由して来ている。

懐かしき奇譚クラブ
http://kuro2000.x.fc2.com/
(記事投稿時なら閲覧可能)

このサイトはタイトル通り、あの奇譚クラブなどを
紹介するサイトである。
管理人は既に還暦を越えていると書いているので、
あのような雑誌蒐集或いはそれ系自体に興味を持った、
最後の世代かも知れない。
既にそれ以前の世代は全て鬼籍に入ったのである。
このカストリ系の雑誌は勿論、酸性紙なので、
長期保存は不可能、集める人、買う人が消滅するか、
或いは雑誌自体が消滅するか、いずれにしろ、時間の問題である。
切手収集が廃れたのは、後継者がいなかった、育たなかった為であり、
こういったCuriosa、或いは蒐集家は今後消滅する一方である。
将来、自分の首を絞めるだけなのに、切手業界は何もしなかった。
後継者育成も啓蒙活動も一切せず、切手収集は日本では完全に消滅した。
古書業界も何もしない。啓蒙活動も宣伝もしない。
将来の自分の飯の種を育てようもせず、相変わらず、昭和時代のように、
自分の店で、ふんぞりかえるばかりの殿様商売をしている。
確かに昭和時代まではそれで良かった。それで飯も食えた。
確かにそんな商売でも飯は食っていけた事は事実だ。
しかし時代は完全に変った。
ネットや電子書籍が台頭し、人は昭和時代よりも
読書という行為をより一層しなくなり、本の価値が下落した。
当然、古書の価値も下落した。古書価格も今や底値中の底値である。
欲しい人が居なければ、当時どんなに高額であった本でも
稀覯書でも0円である。
グーテンベルクでもインキュナブラでもシェイクスピアフォリオでも
三島の初版本でも、買う人が居なければ0円である。
今の時代ほど、拝金主義が横行し、知識というものが
蔑ろにされている時代は無いだろう。
TVの馬鹿げたクイズ番組で、ウスラ馬鹿の"フリ"して金を稼ぐ芸人こそが、
今の時代の象徴である。(本当の馬鹿なら、あそこまでは世渡りは出来まい)