古書 ジイド著『女の学校・ロベエル』144冊目

イメージ 1

『女の学校』は日記体の小説で,前篇には婚約期の楽しい日々が,
後篇では結婚二十年後の夫に対する批判が記されている.
はじめ申し分なく思えた夫も今では偽善と虚栄の化身となっている.
それは夫が変ったのではなく妻の女性としての眼が開けたのである.
―しかし夫の眼には妻はどう映るか.『ロベール』はこの妻に抗議する.
(本書紹介文より抜粋)

今回はアンドレ・ジイド著 
堀口大学訳 『女の学校・ロベエル』を紹介する。
本書は1937年に第一書房から刊行された。初刷二千部。
背はクロスであるが、凝った作りで、さすが第一書房である。
多分、平は装飾紙であろうか・・・。
日本の装丁本には見られないような装丁になっている。