定吉二人キリ 気になる人02 『阿部定』

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気になる人の第二回目は昭和11年
帝都を震撼させた、『阿部定』を取り上げる。
何故、阿部定なのか。
それは私から見て、阿部定は言わば理想的な女だからだ。
容姿がそうなのではなく、その性格、気性が理想的である。
阿部定に関する書籍は数々出ており、それを読むだけしか
阿部定がどんな女であったのかを把握する手段を持たないが、
それらの書籍を読むと阿波定は正に女であり、また女そのものであったと思う。
女というのは、こうではなくてならないとさえ私は思うのである。
好きな女に殺されるのなら、本望であるとさえ、私は思う。
阿部定は1905年生まれだという。それが本当だとするならば、
100歳になっているので、もはや存命では無いだろう。
しかし阿部定はこの世の愛欲がある限り、永遠に語り継がれるであろう。

写真1は、粟津潔・他著 『阿部定 昭和十一年の女』 (1976 田畑書店)
写真2は逮捕され、連行される阿部定