読書 竹村真奈著「まんがファッション」

パイインターナショナル
2012年2月20日第2刷発行
167P
A5版

人気マンガ家たちが語る、胸ときめくファッションの世界

マンガの中のひとつのファクターである「ファッション」。
物語の中でキャラクターが着る「服」は、キャラクターの
背景や性格が表現されます。
本書では、第一線で活躍するマンガ家の皆様に、キャラクターと
ファッションの関係性、ファッションの描き方、ファッションセンスの
磨き方などをお伺いしています。
細部にまで描き込まれたイラスト、あのシーンで着ていた服に
こめられた想いやこだわりなど、少女マンガファンの方は
もちろん、マンガ家を目指す方にも参考になる
貴重なインタビューを収録しています。

憧れのドレス、和服、日常できる仕事服、制服……など、
美麗イラストカットも200点収録。

目次
7人のマンガ家インタビュー(一条ゆかり安野モヨコ
羽海野チカ陸奥A子;いくえみ綾西村しのぶ水城せとな
ファッションカタログ(CASUAL(カジュアル)
WORK(仕事)
SCHOOL UNIFORM(制服)
DRESS(ドレス)
MODE/CELEBRITY(モード・セレブリティ)
LOLITA(ロリータ)
KIMONO(着物))

(本書紹介文より抜粋)

著者は女性だし、元々読む漫画自体が違うのであまりピンとはこないが
取り上げている少女漫画家の何人かは名前だけは知っている。
西村しのぶは昔読んでいたことがある、コミック劇画村塾
連載していたので知っている。
サードガールに登場するキャラにはピンクハウスのあの有名すぎる、
ワンピースとか着せていたのを覚えている。
少女漫画の読者はほとんどが女性のはずなので、また作者も女性なので
やはりそこはファッションへのこだわりや描き込みも少年漫画よりは
徹底しているように思う。
少年漫画になるけど、ストップ!! ひばりくん!を描いていた、江口寿史
mc Sisterなどのファッション雑誌を参考にしているとはうろ覚えだが、
当時何かで読んだ記憶がある。
江口寿史のストップ!! ひばりくん!以降の漫画作品は登場する
キャラのファッションも凝っていたとは思う。
前、本ブログで書いたように、時代色が出ている、ファッションプレートに
なっていると思う。

少年漫画では造形されるキャラは基本オシャレではないし、たいていの男性読者は
基本はオシャレではなく、その傾向にそって漫画も描かれている。
また作者の漫画家自身もそこまでファッションには基本興味はないと思う。
昔のDCブランドで言うならばメンズバツやATSUKI ONISHI、
コムサデモードやコムデギャルソン、Y'sやHYSTERIC GLAMOURなんて
もし少年青年漫画のキャラが着てても読者の大半は気がつかないか、判らないと思う。
また、そのブランドが判るような細かな描きこみも不可能だろうし無理すぎる。
日本の漫画は極めて広範囲だが、少年漫画で服飾を主体にした漫画は聞かない。
青年漫画では弓月光が下着メーカーを舞台にした漫画があるが、未読。
少女漫画は服飾を題材をした漫画はある。

個人的には元少女漫画家であった、楳図かずお弓月光、それに三浦みつる
荒木飛呂彦などの本書のような本、少年漫画のまんがファッションを見てみたい。
ただ基本は少年漫画ではキャラが着るファッションには作者も
読者も興味がないし、そこまで見てないし、気がつかないので
無理すぎるのは判っている。
また読者層、読者年齢の問題、興味関心の問題がある。
それに少年漫画のキャラでは同じ服のパターンが多いし。
男性は女性よりは基本服装とかには気を使わない、女性よりはこだわりを
持たないのでその辺も性差なんだろうとは思う。

男としていつも思うのだけれど女のが髪型も服装の自由度があるけど
男にはほとんどはその自由度がない。髪型も固定されている。
男でメイクなんて極一部だし、比率としては0.001%もいないだろう。
もし日本の男性政治家や企業、会社で働く全男性、工場、建築業で働く全男性、
ヤンキーやヤクザや反社の全男性、男子中学生、男子高校生、男子大学生、
家のお父さん、おじいさんまでメイクをしていれば、それは男性にも浸透し
定着化したとは言えるとは思うが、ありえないわけだし。

それに服装の自由度がない癖に男性用の衣服は女性用の衣服よりもかなり高額。
それは靴もベルトも含めてすべて高額。それに種類、バリエーションもほとんどない。
よく女性は男性よりもお金がかかるんですとか言うけど
それは男性も同じくお金がかかる。
この男性と女性の服飾の価格差に関し問題になることはないけど
実際かなりの価格差がある。
その価格差は男は女と比較し、頻繁に服や靴を買うわけでないという要因もある。
どんな女でも男よりは服や靴に興味を持つし、そこには男よりは需要が大きい。

女よりも男のが服の構成に関しても複雑、衣類の数も多くなる場合がある。
現代女性が最小限の服装をするならばパンツ、ブラジャー、ワンピース
だけで済むが、男の場合はワンピースに相当するものがないために
女よりも着込むことになるし、必要な衣服の数も多くなることがある。
ワンピースは女しか着ることが出来ない衣服のために、より女らしさが醸し出される。
女らしさが出る服飾は女性しかできないものだからこそが女らしさを際立たせる。
ブラジャー、ストッキング、長い髪、マニキュア、ネイル、これらは女だけがするので
これらをすればするほどそこには女らしさをアピール出来る。あとは女特有の甘い匂い。

女の匂い云々は記憶にある限り、人生で初めて聞いたのは昭和の小学生のときで
それはTVアニメのルパン三世(再放送) (TV第1シリーズ)第3話「さらば愛しき魔女」
ルパン三世が「女の匂いがする」というセリフだったと思う。
その時は私はまだ小学生なのでピンとはこなかったが今では判る。

女と男の匂いにも性差がある。
下記のサイト記事にも書かれているように、異性を惹きつける為に
DNAに最初から刻まれているのだろうと思う。これも若い女性特有の性的魅力にも
なっていると思う。実際若い女性は甘い良い匂いがして癒される。
このことは男なら皆が思うことじゃないかなと思う。
これも繁殖を維持する動物の本能なんだろうと思う。
このような女らしさのアピールは広告みたいなもので
それでオスを惹きつけるのだろう。

女性の「若い頃のニオイ」を解明!「若い頃の甘いニオイ」の正体は
ラクトンC10/ラクトンC11」
https://www.rohto.co.jp/research/researchNews/technologyrelease/2018/0214_01

女性に特有の「甘い香り」発見 好感度アップ、
若さの特徴だが加齢とともに減り…ロート製薬調査
https://www.sankei.com/article/20180328-CUWRSEKRMJP5PJYUAXAITOCTA4/

科学的根拠アリ。男性が若い女性のニオイを「良い香り」と感じる理由
https://www.mag2.com/p/news/199253