読書「日本の女性風俗史」

日本の女性風俗
切畑健 編集
京都書院アーツコレクション
平成9年4月15日第1刷

わが国の女性の服飾は、時代ごとの影響を受けて
様々な変容を遂げてきた。
西域の香りを伝える奈良朝の豊かな色彩と文様表現、
十二単の優雅な王朝美、室町時代の辻が花、
絢爛豪華な桃山の装束、そして慶長・寛文小袖や
友禅染に代表される、洗練された意匠と高度な技が
織りなす江戸の女性美。昭和初期の染織技術の粋を
尽くして忠実に復原された、
これら各時代の装束を実際に着装した姿で紹介。
美しい結髪の数々も時代考証に基づいて再現する、
華麗な女性風俗絵巻。

目次
古墳時代―織殿参進の織女
奈良時代―歌垣
平安時代―祭のころ
鎌倉時代―物詣の女房
室町時代―諸職の女たち
桃山時代―醍醐の花見
江戸時代前期―遊里の女たち
江戸時代中期―小町踊り
江戸時代後期―京女の晴着

(本書紹介文より抜粋)

文庫サイズでコンパクトにまとめられている。
日本の古墳時代から江戸期までの日本女性の風俗史を
写真とキャプションで説明した本だが、物足りなさは感じる。
染織まつりの歴代女性風俗行列の写真画像をまとめたもの。