漫画 マツオヒロミ著「マガジンロンド」

マガジンロンド
マツオヒロミ著
A4判 150ページ
2022年12月12日初版第一刷発行
価格 2,200円(税込)
実業之日本社

「百貨店ワルツ」から6年、マツオヒロミ待望の新刊
いつの時代も雑誌はときめきと憧れに溢れていた――。
創刊100周年を迎える女性誌「RONDO」という設定で
それぞれの時代を彩ってきたファッション誌の記事や広告、
そして関わった人々のエピソードをイラストや漫画で描く
オールカラーのコミック&イラスト集。

古い時代の海外や日本のファッション誌から
マツオヒロミが受けたインスピレーションとワクワク感を、
虚構の雑誌「RONDO」という形にして表現しました。
そして何より、マツオヒロミの雑誌カルチャーへの
熱い思いと応援の気持ちが込められています。

The ladies’graphic magazine【RONDO】, 
a fictional creation of Hiromi Matsuo.

https://www.j-n.co.jp/books/978-4-408-64073-0/

「百貨店ワルツ」に続き、今度は「マガジンロンド」を買って
読んでみた。「百貨店ワルツ」と同じくマツオヒロミの細部までの
こだわりがあり、雑誌の中の架空の広告や目次まで良く出来ている。
創刊100周年を迎える女性誌という設定で架空の雑誌を描いているが
「百貨店ワルツ」と同じく、彼女が描くキャラクターが可愛く魅力的。
少女漫画にある、思春期の女子特有の台詞などはやはりそこは
女の子女の子してて男にはない感性がある。
(発行元の実業之日本社も戦前から戦後まで女性雑誌を出していましたね)
女性雑誌は男向けの雑誌とは違い、そこには美しさやオシャレな衣装や髪型
華やかな装飾や(女の)理想な生き方への憧れが時代や国を問わずあるように思う。
マツオヒロミは自分が描きたいものを描くために時代ごとのファッションや
雑誌なども研究しているのがよく判る。

(本書は画像を見ても判るように表紙の経年劣化の汚れまでもわざわざ印刷)

架空の女性誌「RONDO」の100年間を振り返る、マツオヒロミのコミック&イラスト集
https://natalie.mu/comic/news/503459

【おめかし着物】憧れの『マツオヒロミ』ガールズに
なりたい女の奮闘記~2023夏の陣~【女子力修行】
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/2M5zpfuWCy0?si=Qpwd4_T-bZujppIh