私は(日本人の)男として生まれ、長年(日本の)女というものを見てきた。
女の中でも世界で一番カワイイのは日本の女である。
女向けのファッション雑誌やまたネット記事の女の恋愛や美容の記事で
一番多用される言葉は「カワイイ」である。
日本の女の特性というにはカワイイだけではなく極めて洗練されている。
このような気品や上品さは外国の女には見られない。
日本での恋愛は世界でもっとも過酷であるがために
世界でも類を見ないほどの高度に美容や恋愛などが発展した。
この恋愛の技術(性交も含む)や異性への口説き、美容に関しても世界一である。
このことから日本の男女が日本以外の外人の異性を口説く、
または魅了させるのは至極簡単な話でもある。
もっともたいていの日本人、特に日本の男は日本以外の外人の女は
恋愛対象にもまた性的対象にすらならない。
この日本の女というものは「私ってこんなにもカワイイんですよ」的な
歩く劇場そのものであり、メイク、髪型、服装、靴、会話、声のトーン、
口調、しぐさ、言葉使いなどすべて計算しつくされている。
そんな日本の女の中でも女の既得権を使うことが出来ない、
使えない女からは「あざとい」と酷評されている。
生き延びる戦略であるので「あざとい」に決まっている。
逆に言えば「あざとく」なければ生き延びることも出来ず、
次世代へ自己のDNAを伝達させることは出来ない。
この「あざとさ」「媚」というのは異性を惹き付ける重要な要素である。
通常女からは男へは口説かず、男に口説かせるのは日本だけではなく
世界どこでも共通である。(アメリカの白人女や中国女が気が強いという
ステレオタイプがあるがそんな女ですら基本は男からの待ち姿勢である)
ではどうやって口説かせるかというと容姿は一番重要な要素になってくる。
確かに付随する条件は他にもあるが、
一番判りやすいのは容姿であり、美貌である。
よく「美人は三日で飽きる」とか言うが、美人(イケメン)は三日どころか
何年見てても飽きない。(カワイイ[イケメン]は正義)
これは心理的に言えば「合理化」であり、
美人(イケメン)をゲット出来なかった者の
「すっぱいブドウの理論」でしかない。
そんな世界でも類を見ない世界で一番カワイイ日本の女を
長年描き続けてきた、江口寿史のイラストレーション展「彼女」を
先日の暑い日に見てきました。
展示の中のパネルにはこう書かれていました。
「女に生まれなかった悔しさが絵の原動力になっている」
この江口寿史の気持ちはよく理解出来る。
女は自身が女であるが故に気がつくことが出来ないが、
男から見た女はいつも明朗活発で自由で生き生きしている。
それは生命の躍動感であり、女という、とてもカワイイ生き物、
カワイイ生命体そのものである。この世の中の男は
そんなかわいい存在になりたいという願望を抱くものも多い。
江口寿史は正に理想的な女、または女に生まれたら、こんな女になりたい
という願望を原動力とし、男から見たカワイイ女というものを描き続けている。
若くカワイイ女ほどとてもいい匂いがする。
そんないい匂いがしそうなカワイイ女を江口寿史は長年描き続けている。
江口寿史は現代日本を代表するイラストレイターと言えると思います。
また彼は私は天才だと思っています。
彼の描く漫画、またはイラストにはその当時の流行がさりげなく
垣間見ることが出来、その当時の若者にはどんなものが流行して
いたのかまでを把握することが出来、言わばファッションプレートとも言える。
そういえば、彼を少年ジャンプの「ストップ!! ひばりくん!」を
連載中に知ったのだが、当時とてもオシャレな人だと思っていた。
漫画の扉はリアルでの音楽との連動し、当時カルチャー・クラブ
「君は完璧さ」がMTVで流れていたのを思い出す。
Culture Club - Do You Really Want To Hurt Me (Official Video)
(投稿時なら視聴可能)
https://youtu.be/2nXGPZaTKik