読書 下川耿史著 「死体と戦争」

2004年ちくま文庫刊行

大量の死体を生みだす戦争。
その極限状況を経験した人間が、やすやすと社会へ
復帰できるのか?私たちの父や祖父たちが見た
戦場の風景は彼らの心の奥底に沈み込みながら、
今も日常生活のヒズミのようにポッコリ顔を出す。
死体と死に心を奪われた人たちの姿を追うことで、
日本人にとっての戦争とエロスの意味を問い直す。
(本書紹介文より抜粋)

「死体の文化史」という単行本を改題し再編集して
文庫化したもの。死体や戦争を巡り
軽く書かれた短いエッセイ集みたいなもの。
お薦めできる類の本ではない。
まあ暇つぶしにはなるかな程度のもの。
特段書かれているもので目新しいものはないが、
知らなかった話もあるにはあった。