中嶋清八出品 『生と死の幻想』『マスク・アラベスク ~仮面三人展~』Ⅰ

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中嶋清八さんから、
http://53435481.at.webry.info/
案内状を頂きましたので掲載致したいと思います。

eros/thanatos 
生と死の幻想
http://www.bunkamura.co.jp/gallery/110518eros/index.html
エロスの憂愁とタナトスの誘惑
死は人類の永遠のテーマと言えます。
科学が発達し、仮想空間が浸透しても、
私たちはこの死という現実から逃れることはできません。
元来、生と死は一対となって現れます。
「thanatos‐タナトス」はギリシャ神話において「死」を神格化したものです。
「eros‐エロス」とは「性愛」のことで、生への執着を意味します。
エロスとタナトスは表裏一体の関係にあり、一方の究極の在り方が
もう一方であるというパラドクスを内包します。
つまり「生」への強い衝動は、同時に「死」への憧憬となるのです。
表現者にとって、エロスとタナトスという組み合わせは普遍的テーマでした。
一番身近な現実として、またそこから離れる夢の世界として。
「生」への執着、つまり性愛が「罪」であるならば、
そこからの解放としての「死」は魅惑的な「赦し」となるでしょう。
エロティシズムの果てに現れるタナトスの幻想は、
狂気の内に生じる一瞬の静寂のように奇妙な美しさを放ちます。
生と死という根源的なテーマが美へと昇華したとき、
鑑賞者は罪悪感に苛まれながらも、これを覗かずにはいられないのです。
本展では、現代におけるエロスとタナトスのイメージを表出する作家たちを
並列することで、その再考を試みたいと思います。
隠された永遠のテーマ、生と死にスポットを当てた作品を展覧販売します。
2011年5月18日(水)~5月30日(月)
10:00~19:00 入場無料
〒150-8507渋谷区道玄坂2-24-1
(東急本店横)
Bunkamura Gallery
Bunkamura 1F メインロビーフロア
03-3477-9174

出品予定作家
浅野勝美、東逸子、亜由美、愛美、イヂチアキコ、宇野亜喜良
大友暢子、佳嶋、胡子、児嶋都、清水真理、真条彩華、杉本一文
多賀新、建石修志 、恒松正敏、中嶋清八、永井健一、
成田朱希、日乃ケンジュ、町野好昭、mican、村澤美独、
アルビン・ブルノフスキー、エルンスト・フックス、オーブリー・ビアズリー
ハンス・ベルメールピエール・クロソウスキー、ボナ・マンディアルグ
マン・レイ、レオノール・キャリントン 他

中嶋さんはIFAA(国際幻想芸術協会)の会員で、
http://ifaa.cc/
中嶋さんの他に3名のIFAAの会員の方が出品されています。
IFAAの展覧会のニュースはここで判ります。
http://ifaakaiinn.blogspot.com/

今回中嶋さん出品される作品は、下記の2作品です。
「Papilio infernus - 採集された地獄 -」額サイズ、四つ切。(少女の蝶)
「Batocera infernus - 採集された地獄 -」額サイズ、大衣。(少年のカミキリムシ)

この蝶の鉛筆画は本当に素晴らしいと思います。
是非、版画化されるべきだと思います。
今回の展示も正に実力派ばかりの作家による出品になります。
今後とも中嶋清八さんには期待したいと思います。