読書 小池壮彦著 心霊写真 不思議をめぐる事件史

宝島社文庫 2005年刊行

目次
序章 幕末日本に「心霊写真」はあったか
第1章 日本最古の「心霊写真」
第2章 明治の日本と「心霊写真」
第3章 「幽霊写真」VS「念写」
第4章 「心霊+写真」の成立
第5章 エロ・グロ・心霊
第6章 「心霊写真」のポスト・モダン
第7章 亡者たちの宴の始末
終章 世紀末の「心霊ビデオ」
補章 新世紀の「心霊写真」

写ったのは本物か否か?明治の写真師が、
日本初の「心霊写真」を撮影した歴史的瞬間から、
疑惑のカットが全国規模で大騒動を巻き起こした戦後、
そして家庭用ビデオに「幽霊」が発見された現代まで…
ニッポン人は、写真や映像の中に、いかにして「幽霊」を
発見してきたのか?「怪奇探偵」として名高い筆者が、
徹底リサーチによって、
異端の「心霊事件史」を炙り出す不朽の名著。
(本書紹介文より抜粋)

本書は心霊写真史について書かれた本で硬い本に分類される。
子供の時は中岡俊哉の「恐怖の心霊写真集」のシリーズを
読み、またはTVの「あなたの知らない世界」を見て
とても怖がったのだが、今の私はもう若くはなく、
むしろあの世に近い人間であるのでまったく怖さを
感じなくなってしまった。幽霊がもしいるとしても仮定しても、
それよりも怖いものなど無限にあると知ってしまったからだ。
勿論、今では霊の存在も心霊写真も死後の世界も神の存在も
一切信じてない。そのようなものは死が近い年齢の人間には
何の怖さもなくなってしまうし、何の信憑性もなくなってしまう。
本書は心霊写真という造語がいつ生まれたのかとか
昭和の心霊写真ブームや心霊ブームまで書かれてある。
とても面白い著作とは言えないにしても、
人が気に留めることもない、このような分野の歴史に
注目したという点では評価が出来る。

YOUTUBEで中岡俊哉の「恐怖の心霊写真集シリーズ」等を元ネタに
した動画があったのでここに提示する。
しかし全部が昭和でもなく平成も含有していると思う。
あの昭和と平成の時代を私はよく覚えている。
このような霊だの心霊写真だのを怖がるのはそれだけ年齢が
若い証拠で爺婆になれば「フーン」程度で終わってしまう。
今はこのような心霊写真などもすべては解明されてしまった。
この世の中には不思議なことは何もない。
ただ不思議に見えるだけのことだ。

日本の古い心霊写真 Old Japanese Ghost photo
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/CepUe0K8GUg

昭和の心霊写真 怖い写真
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/CoPiOxjBbd8

最恐! 昭和の心霊写真 1
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/jwtHEuej-s8

最恐! 昭和の心霊写真 2
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/Ah8HHNlbIFc