読書 天国にいる夫へ 『悲しい日記』(1996 冒険社)78冊目

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大都会で疎外された母と息子の哀しい最後。
本書は平成八年四月に池袋で餓死した、
母子のうち、母が書き残した覚え書きを、
全文収録しました。
(本書紹介文より)

1996年に池袋で餓死した老婆とその息子。
その老婆が書き残した手記である。
読むと大変悲しいものであり、
また、精神的にも相当追い詰められていたのだと
いう事がよく判るのである。

また身体の不自由な寝たきりの息子を
最後まで案じていたという事を
手記からは読み取れるのである。
1996年に冒険社より刊行。