2005-08-11 古書 城左門 訳『夜のがすぱある』(1948 操書房)64冊目 #その他文学 今回は、城左門(城昌幸)訳『夜のがすぱある』を紹介する。 ベルトラン・アロイジウスの「GASPARD DE LA NUIT」の翻訳である。 この本は1948年に操書房より刊行された。 大変瀟洒な作りな本である。 当時は紙不足で、凝った造本が難しい時代であった。 それにもかかわらず、良い造本にしようという心意気が見える。 装丁は操書房の代表者である、西谷操。