コメディゾンビ映画 『高慢と偏見とゾンビ』

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高慢と偏見でもいいじゃないか、人間だもの」
「食べてもいいじゃないか、ゾンビだもの」みつを

2016年アメリカ制作。108分。
(原題 Pride and Prejudice and Zombies)

本映画の舞台を中世とネットで書いている人が
少なからずいて、衝撃を受けた。
なんか相当認識のズレがあるようで、
今ではない昔はなんか全部中世になってしまうようだ。
19世紀も18世紀も確かに今よりは昔だが・・・。
昔は全部中世で統一みたいな、
皆中世でOKみたいな・・・とかと言って
古代とかまでには、さすがにいくら何でも思わないようだ。
平成、昭和、大正、明治も期間としてはせいぜい150年
くらいしかないし「全部今じゃなく昔だから同じでいいか」
みたいな認識の未来人がきっと出てくるんだろうな・・・。
スマホの発明って昭和じゃなかっけ?みたいな・・・)
まあ、確かに本人にとり、どうでもいいこと、
興味がないことなんて、いちいち調べないし、覚えない。
俺のやきうの知識は、王、長島、江川、それに、
南海ホークスドカベンで永久に停止。
(やきう選手も王とか長島、江川等以外
は皆同じに見えて区別がつかない)
最新情報で、やきう選手にイチローという人物がいる
らしいという情報をつかんだ。

衝撃を受けたと言えば、昔電車内ですげえギャル
(高慢なイメージ)ってるギャル、つまりギャル四天王の中でも
「フフフ・・・奴は四天王の中でも最弱・・・」みたいな
小物感漂う感じじゃなく、ギャル四天王の中でも最強
みたいなラスボス感を醸し出しているギャルな訳だが。
そんなギャルがなんと「高慢と偏見」を読んでいたのを
発見した時だ。どこの文学博士だよって思ったね。
21世紀なのに、それも電車の中で、今時読書かよって
思ったね。「春はあげぽよ」とか言い出しそうな(偏見)
ギャルってるギャルが「高慢と偏見」を
読んでいるとは!ギャップ萌えを覚えたね。

ハエを手がつかんでしまうとは、あの漫画「極!!男塾」かよ。
すげえさすが中国拳法、まさか民明書房刊の中国の拳法もの
とか熟読してんのかよとか思ったね。カードよりも読書と
言っていたが、寺山修司が存命ならば「書を捨て町へ出て
ゾンビを倒そう」みたい事は言う訳ないか・・・。
中国で辛い拳法の修行して、実演してみせたいとか言っていたが、
JCみたいに、まさか鉄棒に逆さにぶら下がり、
両手で水汲みでもする訳にもいかないしな・・・。
謎の日本語?が出てきたが、いくら発音が激簡単な日本語でさえ
何を言っているのか正確には聞き取れない。
(よくそれで我々日本人のLとRの発音が駄目だなんて言うよな)
「剣道」「心」「月」等というタイトルの洋書が出てきたが、
背文字とその位置が違和感有りまくり。
(本映画に細部までの厳密で正確な時代考証を求めるのは酷か)
ゾンビは一応は出てくるが、「高慢と偏見」にゾンビ要素を
加えただけなので、ゾンビや対ゾンビ戦がメインではなく、
小道具みたいな感じだから、期待は禁物。
言わばプロゾンビ映画ファンにとっては圧倒的なゾンビ不足みたいな
映画のゾンビ離れみたいな・・・。
ツンデレ属性のエリザベスは高慢なダーシーに最初偏見を持つが、
ギャップ萌え効果で最後には結ばれる。やはりギャップ萌えは大事。
(カッコいいとは言えない牧師は女なら何でもいいみたいな
感じの嫌な奴で俺がもし女でも絶対無理)
最後には「俺たちの戦いはこれからだ」みたいな感じで終了。

有名な文学作品+ゾンビだから、色んなバリエーションが
考えられそう。例えば、「嵐が丘とゾンビ」
アンナ・カレーニナとゾンビ」「伊豆の踊子とゾンビ」
走れメロスとゾンビ」「たけくらべとゾンビ」
金色夜叉とゾンビ」「アパートの女たちと僕とゾンビ」
蟹工船とゾンビ」「箱男とゾンビ」
文学ではないが、映画では「桐島、ゾンビ戦はじめたってよ」
「桐島、ホームセンターに篭城したってよ」
「桐島、自作武器製作したってよ」「桐島、ゾンビにかまれたってよ」
「桐島、ゾンビ化したってよ」「桐島、人間にやられたってよ」
「ゾンビになったら人生変わったwww」
「ブリジット・ジョーンズのかゆうま日記」
「私がゾンビにキレた理由」「ゾンビにラブソングを」
男はつらいよ 寅次郎とゾンビ」「嵐を呼ぶ男とゾンビ」
若大将シリーズ 若大将と青大将とゾンビ」
「トラック野郎とゾンビ」「幸福の黄色いハンカチとゾンビ」
書いていくとマジでキリがねえわ・・・。

Pride and Prejudice and Zombies Official Trailer #1 (2016)
- Lily James Horror Movie HD
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/foGraEVNI0s