全く有りがちではない描写連続の映画 『紙の月』

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2014年日本制作。126分。

本映画を持ち上げる、有りがちな賞賛記事多数、
そこには確固たる大人の事情とも言うべきものが
存在しているのだろうと思わざるを得ない。
本映画を賞賛する事により莫大な利益を
得るのなら別だが、実際はそうでは無いので、
思うがままに感想を書く。
有り得ない設定の連続の映画だった。
有りがちではない設定満載でビックリ。
(本映画に共感や同情や感情移入をする人も世の中には
いる様だが、俺にはとても考えられない。理解不能
女行員が外回り?普通は男のはずじゃ?
で、まあ、そこはおいておいても、
よく有りがちの設定として、極普通の、
どこにでもいる主婦とかの決まり文句が有るが、
どこにでも居そうな人が普通は犯罪や不倫はしませんから。
それで、有りがちな不倫という事だが、不倫は
そんなに有りがちな事かな?誰でもするのかね?
(逆に言えば絶対しない人もいる)
そこはまあ、おいておいて、善意と言う自己満足で、
しまいには親の金を盗んでさえも寄付をし、その事を
女子校のシスターに指摘された事も理解は出来ず、
そのまま大人になった主人が犯罪を手を染めていく。
良家の子女らしさ、お嬢様らしさは確かに出ていた。
(21世紀の今なら考えられない事だが、今でもこの手の
お嬢様は確かに存在する、ただ表に出てこないだけだ。
エリートとの縁談を望み、女子校育ちで、バレエ、書道、
裁縫、華道、茶道等を嗜み、学校を卒業後社会に出る訳でもなく、
そのまま縁談をし、結婚し、家庭に入り、専業主婦になる・・・)
そこは主演を演じた宮沢りえの気品さが有ってこそだろう。
(あの甘い声と口調が大変が心地が良い)
しかし必死にそこまでして、クリニークを買うのだろうか。
確かに肌により使用出来ない化粧品は有るが、
わざわざクリニークをチョイス?しかも払えない?
(化粧品とかマジでガッツリ買えば10万なんか
サラっと超えちゃうよね?)払えない程ならば、
そこを強調したいんだったらさ、基礎化粧品を買うにしてもだ、
資生堂のクレ・ド・ポーボーテとかクリスチャン・ディオール
イヴ・サンローランやシャネルやゲランとか幾らでも有るじゃん。
(確かに各ブランド毎に基礎化粧品が強い、メイクアップが強い等
差異は有るが)まあ、そこは序盤だから、庶民目線、まだ庶民
(普通の人=非犯罪者)という描写?
で、金を横領しだしてから、庶民感覚では無くなって、
そこでパテックフィリップか。ブレゲやオーデマピゲや
ヴァシュロン・コンスタンタンやランゲ&ゾーネを出しても
良かった気がする。それにしても、何故、何故の連続の映画で有り、
不自然の連続。まあ、一種の寓話と考えれば良いかもしれない。
つまりおとぎ話と考えれば良い。
だから、全く魅力を感じない男子大学生に主人公は何故か
惹かれ、男子大学生も自分の母親に年齢が近い女と不倫する。
最後には国外逃亡し、タイに行く・・・。
女子校時代の寄付相手の少年と会う事が出来、林檎を受け取る・・・。
現実的には全くリアリティが無い描写の連続。
現実的にはあの年齢で宮沢りえ程の美貌を保てる中年女等は
普通は有り得ない事こそ一番リアリティが無い事だと思う。
有りがちな邦画を見ただけだった。(声が聞き取れないし
字幕を邦画にもつけて欲しいと常に思う)
映画「桐島、部活やめるってよ」の監督作品だが、
桐島、部活やめるってよ」はどんな映画なんだと思って見てみたが、
肝心の「桐島」がなかなか出て来ず、面くらう(置いてけぼり)、
桐島、部活やめるってよ」をdisっては駄目みたいな風潮が有り、
裸の王様みたいな映画でガッカリ・・・。
この監督の感性は俺には合わないじゃないかなとも感じた。
*徹夜(意味深)した事が無い人がいるのかと思った・・・。
(お金が怖いという意見もネットで見たが、お金が怖いのでなく、
欲が怖いんだろう。刃物や銃で殺人が起きて、じゃ刃物や銃を廃止したと
仮定して殺人率が0になるのか?当然、否。人が欲で犯罪をするのだ)