時間が腐る程あり、忍耐があるまくりの人向けの映画 『クレイジーワールド』

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時間が腐る程あり、どんな事にも寛容で、
例えば蟻の行列を(学者でもねえのに)
小10時間連続で見続けていられる程、
暇で忍耐力が異常な程有る方に向いている映画です。

2011年カナダ制作。83分。(原題The Collapsed)
カナダ、それに劇場未公開、低予算映画という事で
危ない感じがしたが、見てみた。
まあ、最初、GSのところまではまだ我慢が出来たのだが、
これでもかと言わんばかりに、森を延々と親子二人で
歩き続けているという、最高にグダグタな展開に、
やはり伝説の番組THE ガマン状態になり、
最終解脱を目指す修行状態になった。
たった80分ほどの短い映画なのに、なかなか終わらない。
題材は悪くはないと思うのだが、よくここまで駄目な映画に
なったものだと勿論悪い意味で感心した。
オヤジの行動がすごく不自然だし、家族が死ぬ状況が
すごく不自然なので、まさか、あの「アイディンティティ」とか
「ハイテンション」みたいなオチなのかと思っていたら、案の定だった。
音楽もストーリーも陰鬱であり、何一つ救われる事など無く終わる。
この映画を100点満点だとして、果たして20点以上を
つけることができる人がこの世の中に存在するだろうか。