『国際幻想芸術協会(IFAA)による、幻想芸術展のお知らせ』

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人形作家・蔵書票作家の中嶋清八さんの作品をまじえた、
国際幻想芸術協会(IFAA)による、幻想芸術展が5月に開かれます。
中嶋さんから案内状を頂いたので、紹介したいと思います。

「FANTASTIC ART SHOW 2010 幻想芸術展」
国際幻想芸術協会(IFAA)の会員による作品展です。
2010年5月1日(土)~5月9日(日)
11:00~20:00(最終日18:00迄)会期中無休 入場無料
Gallery やさしい予感
〒141-0021
東京都品川区上大崎2-9-25
最寄駅 JR目黒駅
℡:03-5913-7635
FAX:03-5913-7632
http://www.yokan.info

多数の作家が作品を出品します。
国際幻想芸術協会(IFAA)の会員で特筆すべきは
才能溢れる、高田美苗です。
高田美苗は以前から版画を制作していますが、
彼女は従来の絵本や童話を思わせる様な、
ほのぼの系の図が多く、私の好みとは違っていましたが、
この間、高田美苗のブログで見た、新作蔵書票「女神」は
私好みであり、最高の出来栄えだと思います。
女神の表情もさることながら、乳房の造形が素晴らしい。
(美乳でなければ、とても女神とは言えない)
男が夢見る理想の豊満な肉体、美しい乳房、練った構図、
素晴らしいセンス、女神の表情、正に完璧。
高田美苗も、また依頼した票主のセンスは素晴らしい。
高田美苗の画風、作風は既に完成されており、
どんな作品を見ても確実に彼女の作品だと判る。
彼女のこのような牧歌的な、ほのぼのとした路線は心地よい。
何にしても結局は好みの問題であろうが、
ゴッホだのビュッフェだのの絵と高田美苗の今回の新作蔵書票「女神」を見て、
どっちが心がはずんだり、暖かくなるだろうか?
もし、ゴッホだのビュッフェが美術評価額が0円だとして、
投機的な価値ではなく、純粋に本来の美術的な価値観で考えれば、
人はどちらが好むのだろうか?
どっちが楽しい気分になったり、また微笑むだろうか?
(あなたが男性だとして、隣に良い匂いがする理想的な美女が座るのと
オッサンが座るのは、どっちが嬉しいか?
あなたが女性だとして、隣にジャニーズ系のさわやかな青年が座るのと
オッサンが座るのは、どっちが嬉しいか?)
確実に言えることは、高田美苗の作品は見る者に安らぎと心地よさを与える。
結局は何にしても、人の好みの問題だし、何を感じるのかは自由だが、
この世の中、余りにも、奇を衒いすぎて、人を楽しい気分にさせるような
美が失われている。
日本の銅版画は世界に通用する一芸術分野だと思う。

*高田美苗は今回は残念ながら(未確認ですが)
ブログでも告知が無いので、出品しないかも知れません。
もし間違っていたら、御免なさい。