今回は、サスペンス映画『ウィッカーマン』を紹介。
カルト的な人気を誇る、1973年制作のイギリスの
同名映画のリメイク作品。
2006年ドイツ・アメリカ制作。101分。
オリジナルのファンだという、俳優ニコラス・ケイジが
自らリメイク権を得、映画化された。
行方不明となった娘を探し、孤島を訪れる、警官エドワード・・・。
この映画で唯一まともなのは主人公だけである。
この映画の不気味さ、異常さ、奇妙さを言葉で表すのは難しい。
(やはり、この映画を見て貰うのが一番である)
正直言って、相当不快感を持った。
この後味の悪いさは相当なものである。
映画ホステルは、前評判では、残酷な描写であると
センセーショナルな報道をされ、期待して見たせいか、
それ程とは感じなかった。
しかし、この映画は、そんな予備知識も覚悟も無く見たせいか、
ホステルよりも精神的にクルものが相当有った。
私は、映画ホステルでの状況よりも、
この映画の状況の方が余程怖く感じた。
本当に孤立無援であり、それが余計に残酷に感じる。
(この映画のオリジナルは未見)
ハッピーエンドが多く、御都合主義のアメリカ映画だから、
どうせ最後には救助されるのではないか、
どうせ最後には助かってメデタシメデタシとなるのでは・・・と
土壇場まで思っていましたが、それは見事に間違っていた。
この映画に出てくる、孤島の住人がまた憎たらしい事・・・。
あの小憎らしさ、ふてぶてしさは、正に俳優の鑑だ。