SF映画57『トゥモロー・ワールド』(2006)

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西暦2027年。ロンドンには移民が溢れ、
当局は移民たちを厳しく取り締まっていた。
街にはテロが横行し、全てが殺伐としていた。
18年間、人類には子どもが誕生しておらず、
人々は未来のない世界を生きていた。
ある日、エネルギー省官僚のセオは、元妻・ジュリアンが率いる
地下組織FISHに拉致される。彼らはセオを利用し、
人類救済組織“ヒューマン・プロジェクト”に、
人類の未来を担う一人の少女を届けようとしていたのだ……。

英国作家界の女王P.D.ジェイムズの
「The Children of Men(人類の子供たち)」を
映画化した本作。
子どもたちの声の聞こえない、銃弾の飛び交う荒んだ
未来の世界を描いている。
その世界には、テロや銃撃戦、裏切りが満ち満ちている。
圧倒的な質量で描く銃撃戦のすさまじさには、
思わず圧倒されてしまうはずだ。
特筆すべきはアルフォンソ・キュアロン監督が
徹底的にこだわったという8分間の長回しのシーン。
完璧な計算とスタッフ・キャストの
連携がなければ実現不可能なこのシーンだけでも、
この映画を観る価値はあるだろう。
なぜ、子どもたちが生まれなくなってしまったのか……、
今を生きる私たちに深いテーマを投げかけてくる一作だ。
(映画紹介文より抜粋)

相当期待して見た。期待し過ぎたせいか、ガッカリした。
子供が消えた世界だという事だが、それに関する描写は少なく、
実に無駄に戦闘シーンが多い。
物語の設定は、イギリスだけが世界の中で文明を
維持している国だと言うことだが、何もイギリスだけでは無く、
他の国の方がイギリスよりも生き残る可能性が多いのになぁ・・・と思ってしまった。
それを言うならば、「子供が生まれない」という設定も設定だが・・・。
正直、秀作とは言い難い映画である。