5月20日 ロバート・A・ハインライン 著 『夏への扉』(1957年)16冊目

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僕の飼っている猫のピートは、
冬になると決まって夏への扉を探しはじめる。
彼は数多いドアの中の、少なくともどれか一つが、
夏に通じていると固く信じているのだ。
そして1970年12月3日、かくいう僕も夏への扉を探していた。
あなたなら、どんな気持ちになるだろう?
もし最愛の恋人には裏切られ、仕事は取りあげられ、
生命から二番目に大切な発明さえも騙しとられてしまったとしたら・・・。
僕の心は12月の空同様に凍てついていたのだ!
そんな時、僕の心を捉えたのは、夜空にひときわ輝く冷凍睡眠保険の
ネオンサインだった!
巨匠ハインラインが描く感動の名作。
(本書裏表紙のレビューからの抜粋)

このSFの名作を小学生の頃に初めて読んでから、
今まで何回読んだ事だろうか。
数え切れないほど、私はこの物語を今まで読んできた。
この物語に出てくる、21世紀は、
私が子供の頃には果てしくなく未来のことであった。
誰でも、このSFの名作が良いという・・・
私もこの「夏への扉」が大好きである。
書き出しから、タイトルまで見事としか言いようが無い。
これこそSFだと思う。
映画化されても良いと思う。
宇宙や怪物の話よりも、こんな話を是非映画化して欲しいものだ。

ロバート・A・ハインライン
福島正実
夏への扉
ハヤカワ文庫から1979年刊行