『2023年 ヨーロピアン・モード(特集 アール・ヌーヴォー)』

*文化学園服飾博物館では新入生が入ってくる時期に
合わせ、今回の展示のような、総括して服飾の歴史が
わかるような展示を毎年行っている。
(勿論服飾の歴史についての授業もカリキュラムに組まれている)

今年2022年も文化学園服飾博物館で「ヨーロピアン・モード」展が
はじまり、先日見に行って来ました。
文化学園服飾博物館前の桜は満開で写真を撮影している人も見かけました。
今回は「特集:アール・ヌーヴォー」ということで、アール・ヌーヴォー調の
ドレスや装身具、それにアール・ヌーヴォーのガラス工芸のガレの作品や
ミュシャの版画が展示してあり、またファッションプレートの原画も
展示されていました。
やはり、私の興味があるのは、「ヨーロピアン・モード」であり、
特にロマンチック・スタイルやクリノリン(crinoline)・スタイルが好みです。
フランスの歴史で言えば、七月王政期から第二共和政期を経て
第二帝政期頃にあたります。
(やはり日本一の服飾博物館だけあって、保存状態は良好、
衣装が痛む為に、毎年展示の衣装は入れ替えを行っている)

ヨーロッパのドレスは、それぞれの時代でスカートの形や丈、袖の大きさ
などに流行が見られます。これらの流行は、政治的、経済的、社会的な要因が
密接に関係しています。本展では、宮廷が流行を生み出した18世紀から、
産業の発達や社会の成熟とともに変化する19世紀を経て、若者や大衆が流行の
担い手となった20世紀末まで、ヨーロッパを発信源とする約250年の女性モード
の変遷を、その社会背景とともに紹介します。
また、特集では「アール・ヌーヴォー」を取り上げます。
19世紀末から20世紀初めにかけて開花した装飾様式、アール・ヌーヴォー
流麗なガラス器や装身具、ミュシャの版画など、
現代でも色あせない優美な工芸品をご覧ください。

2023年3月10日(金)~ 2023年5月20日(土)
開館時間/10:00~16:30
文化学園服飾博物館 〒151-8529 東京都渋谷区代々木3-22-7
新宿文化クイントビル TEL.03-3299-2387
http://museum.bunka.ac.jp/

そういえば、あまり知られてないことだが、
イヴ・サンローランの共同創業者パートナーである
ピエール・ベルジェはとても素晴らしい古書のコレクションを
持っていた。

Pierre Berge (ピエール・ベルジェ) のプライベート
古書コレクションが、Sotheby's (サザビーズ) の
オークションに出展
https://fashionpost.jp/news/44432

【追悼】イヴ・サンローランの共同創業者、
ピエール・ベルジェが遺したもの。
https://www.vogue.co.jp/fashion/news/2017-09-13/pierre-berge

サンローランの伴侶、メセナを体現したピエール・ベルジェの死。
https://ovninavi.com/pierre_berge_deces/

La vente de la collection de livres Pierre Berge
 - Visites privees
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/CvCnPXv_sJY