『文化学園服飾博物館 2017年 ヨーロピアン・モード(特集黒のドレス)』

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*文化学園服飾博物館では新入生が入ってくる時期に
合わせ、今回の展示のような、総括して服飾の歴史が
わかるような展示を毎年行っている。
(勿論服飾の歴史についての授業もカリキュラムに組まれている)

今年、2017年も文化学園服飾博物館で「ヨーロピアン・モード」展が
はじまりました。
前年の2016年にも行った、文化学園服飾博物館で開催されている、
「ヨーロピアン・モード」を先日、見てきました。
今回は「黒のドレス」特集ということで
「黒のドレス」の展示を見る事が出来たのですが、
(ファッションの歴史を見ることが出来たのですが)
やはり、私の興味があるのは、「ヨーロピアン・モード」であり、
特にロマンチック・スタイルやクリノリン(crinoline)・スタイル)
が好みです。
フランスの歴史で言えば、七月王政期から第二共和政期を経て
第二帝政期頃にあたります。
(やはり日本一の服飾博物館だけあって、保存状態は良好、
衣装が痛む為に、毎年展示の衣装は入れ替えを行っている)

ヨーロッパのドレスはそれぞれの時代でスカートの形や丈、
袖の大きさなどに移り変わりが見られます。
本展では18世紀のロココ時代から20世紀末まで、
ヨーロッパを発信元とする250年の女性モードに焦点をあて、
その流行の変遷を社会背景とともに紹介します。
18世紀のロココ時代には、モードはフランスへイギリスなどの
上流階級の限られた女性たちだけのものでした。しかし、時を
経て20世紀にはその担い手はより多くの人々、大衆へ広がり、
現代では誰もがモードを楽しむことが出来るようになりました。
そこには社会構造の変化、産業の発達、通信や輸送手段の進歩、
戦争、女性の意識変化など、さまざまな要素がからみあっており、
流行が偶然やデザイナーの創造力だけから生み出され、
広がったものではないことが分かります。
また今回は「黒」のドレスや服飾品にも注目します。
1860年代イギリスのビィクトリア女王の服喪の影響から
黒いドレスは流行として受け入れられるようになりました。
本展では19世紀後期から、デザイナーが黒一色の中に
個性を光らせた20世紀後半の「リトル・ブラック・ドレス」まで
黒のドレスと服飾品を展開していきます。
2017年3月 文化学園服飾博物館

「優雅で華麗な宮廷モード 1775-1789」に始まり、
「パワーウーマンの台頭。多様化するモード 1980-90年のスタイル」
まで展示されてました。

今回も前年と同様、余り興味がない特集ではありましたが、
とても勉強になり、結構楽しめました。
また機会があれば、来年も是非行きたい展示です。

会期 2017年3月11日(土)~5月16日(火)
開館時間/10:00~16:30
(4月21日、5月12日は19:00まで。入館は閉館の30分前まで)
休館日/日曜日、祝日
入館料/一般500円、大高生300円、小中生200円
*20名以上の団体は100円引き、障がい者とその付添者1名は無料
ギャラリートーク/3月25日(土)、4月22日(土)各回13:30~
(12:30より受付順30名)

文化学園服飾博物館 〒151-8529 東京都渋谷区代々木3-22-7
新宿文化クイントビル TEL.03-3299-2387
http://museum.bunka.ac.jp/