復讐の連鎖 『映画 ブルー・リベンジ』

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もう失うものなど何もない。
ただ、あるのは復讐のみ。

2013年アメリカ・フランス制作。91分。
(原題 BLUE RUIN)

本映画の物語は両親を殺された、
一人の男の復讐劇である。
一人の男と言っても、よくあるアクション映画の
ような元殺し屋とかCIAとかではなく、
銃も撃ったこともない?普通の一般人である。
まずは両親を殺して刑務所に入った男を殺すのだが、
そこで反撃を受け、よくあるアクション映画のセリフでは、
「なに、ほんのかすり傷さ」・・・みたいな感じではなく、
リアリティのある映画なので、主人公は激痛を感じつつも
傷をなんとか治療する。
両親殺しの犯人を殺したので、その犯人の家族が反撃に来て、
矢で撃たれるが、やはり、ありがちなアクション映画のタフな
主人公ではないので、激痛を感じつつ、ドラックストアーで
治療道具を買い、懸命に矢を抜こうとするが、うまく行かず、
結局病院に行き、そこで、気を失う。
病院から抜け出し、高校時代のクラスメートの友人を訪ね、
力を貸して欲しいと頼み込む。ライフルを友人から貰い、
襲撃の時に拉致し、車のトランクに入れておいた、
犯人家族の一人の男に尋問するが、最初から舐められていて、
銃にも素人だと判り、逆にライフルを奪われ、殺されかけるが、
銃を貰った、クラスメートの友人(軍歴有り)に
危機一髪、助けられる。犯人家族の家で待ち伏せして、
犯人家族の帰宅を待ちぶせする。最後、一人の少年だけは
殺さずに逃がし、銃撃戦の上、主人公、犯人家族とも死亡。
最後に、予め姉宛てに送ったポストカードが
投函されるシーンで映画は終わる。

本映画を見て、思ったのは、いくら銃の扱いが素人でも
犯人家族の家にあった多数の銃を池?に捨ててしまうのは
勿体無く感じた。
主人公が立てこもり、犯人の家にあった、多数の銃器を手元に置き、
(主人公は銃には素人だし、リロードの時間も無いだろうし
逆に犯人家族は銃に慣れており、多数の銃器を所持、扱いも上手い)
銃撃戦に備えておいたほうがいいのにと思ってしまった。
(映画でありがちというか、定番なのは敵の銃を取らないことだし、
また銃器本体を取っても、予備弾装まで取らないことである)
まあ、そんなことは置いておいても、映画としてはまずまずの出来、
最高な作品とまではいえないが、平凡な素人の壮絶な復讐劇と
考えれば良作だと思う。

'Blue Ruin' Trailer
(記事投稿時なら視聴可能)
https://youtu.be/gJo1qrr_8Hc