SF映画 『インターステラー』

イメージ 1

2014年アメリカ制作。169分。
(原題 Interstellar)

度肝を抜く映画である。
2時間半超えの映画ではあるが、夢中で
見ていて、全く長く思えず、時間を
忘れて見る事が出来た。
またダラダラとしてシーンも無く、
すぐさま宇宙に行くという話の展開が
早い事にも好感が持てる。
マン博士の嘘、虚偽には驚いた。
あの様な卑劣な行為をするとは思っても
見なかったが、映画の尺から考え、
そうやすやすと二番目の着陸した惑星で
順調にこのまま進むのかという疑問は
確かにあった。私は昔からの
SFファン・SF映画ファンであるが、
そんな私でも充分楽しむ事が出来たし、
素晴らしい映像美、演出であって、
SFに疎い一般の方でも充分に楽しんで
鑑賞出来る映画で間違い無いと思う。
(*宇宙は真空であって、無音であるのが
当然で有るが、この点本映画はリアリティが
有り、無音である点などが良かった。
SF映画でも宇宙を舞台にする映画で、
真空なのに音がするとげんなりする)

*本映画では「時間」という言葉が
よく出てくるが、やはり、この世の中、
この宇宙の究極の単位とは「時間」だと
再認識させられた。
「時間」という単位、「時間」という概念に、
あらゆる事象が関連し、また縛られ、
支配されている。
昔、本ブログで以前紹介した映画「タイム」でも
「時間」という概念と軸にした映画であるが、
「Time is Money」や「時は金なり」という言葉が
有る様に、人は時間に縛られ、また人生という
有限の時間を切り売りして、その対価として、
金銭を得、生計を立てている。
現代社会、人間が生きていく以上金銭というものは
絶対に不可欠なものである、どんな状況であろうとも、
どんな立場であろうとも、人は金銭という存在を
回避して生きていない)
時給という言葉が現に存在するように・・・。
いや、自分は自営業、或いは経営者、社長だから、
時給ではないと思うかも知れないが、
従業員であれ、また経営者やデイトレイダーであれ、
投資家であれ、不動産経営であれ、何かしらの仕事
(作業、工程)を経て、それを代価とし、
金銭を得ている事には違いは無い。
どんな仕事であっても、0秒で完結することは無い。
(金銭の糧となる仕事(作業)をし、
その(金銭)報酬を、その要した「時間」で割れば、
労働者も自営業も社長も、デイトレイダーも、
投資家も、不動産経営も、結局は時給で、
換算することが出来る)
人生は有限である、金も大事ではあるが、
「時間」もまた同様に大事なものである。
(我々生物は1秒ごとに(時を経て)老化し、
死へと向かっているのだ「memento mori」)
本映画は大変出来が良い映画であって、
是非見て頂きたい。
見ても決して後悔することは無いはずだ。

Interstellar Movie - Official Trailer 2
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/Rt2LHkSwdPQ